趣味・実用 - 一志治夫作品一覧

  • 幸福な食堂車 ― 九州新幹線のデザイナー 水戸岡鋭治の「気」と「志」
    4.4
    1巻1,980円 (税込)
    鉄道デザイン王国・九州の秘密 いまや日本中の鉄道ファンが最も熱い視線を注ぐ九州。 かの地に一歩踏み入れば、列車から駅舎まで、かつて体験したことのないユニークな鉄道文化が縦横に広がっている。 “本当の公共性”を問い続け、九州を鉄道王国へと変貌させた一人のデザイナーの挑戦と戦いの記録。 【著者紹介】一志 治夫(いっし・はるお) 1956年、長野県松本市生まれ、東京都三鷹市育ち。「現代」記者などを経て、ノンフィクション作家に。 主な著書に『たた一度のポールポジション』(講談社)、『狂気の左サイドバック』(小学館)、 『前線からのクリスマスカード』(幻冬舎)、『たったひとりのワールドカップ 三浦知良1700日の戦い』(幻冬舎文庫収録)、 『小澤征爾 サイトウ・キネン・オーケストラ 欧州を行く』(小学館)、『失われゆく鮨をもとめて』(新潮社)など。 【目次より】 第1章◆コンセプトとはすなわち「志」 第2章◆色への狂気「絶対色感」 第3章◆ヨーロッパで出合った洗練とタフネス 第4章◆パース画の世界を切り拓く 第5章◆成功へと導く「気」の存在 第6章◆初の鉄道デザインは挑戦的な「花仕事」を 第7章◆100億円の価値を生むデザイン 第8章◆なぜ食堂車が大切なのか 第9章◆感動は注ぎ込まれたエネルギーの量 第10章◆和の素材・伝統・意匠を新幹線に 第11章◆「ローカル線」で日本の田舎を再生する 第12章◆合理主義・効率主義への抵抗 第13章◆答えは子どもの頃に見聞きした中にある
  • 「ななつ星」九州をゆく ~日本初のクルーズトレイン7年の軌跡~
    3.0
    夢の豪華列車の誕生と人生を変える旅へ。 2013年10月15日、『ななつ星in九州』は走り始めた。定員30人、14室の客室すべてがスイートという7両編成の列車は、豪華客船が寄港地を巡るように、列車の旅と観光を組み合わせた日本で初めてのクルーズトレインだった。だが、この夢の列車はその豪華さからは想像もできないような苦難の末に誕生した。デザイナーの水戸岡鋭治の斬新なアイディアと感動が生まれる新しい鉄道の旅をつくり出したいJR九州社長(当時)唐池恒二の情熱により、設計と仕様は幾度も変わり、現場での作業は時間に追われる過酷なものとなった。だが、車両製造の技術者、内装の職人、サービスクルー、宿泊と食を任された沿線の人々の挑戦と努力が世界に誇る列車を生み出した。華々しいデビューから7年。この間に九州各地を襲った水害や地震、そして新型コロナウイルスにより運行は休止を余儀なくされたが、その度に乗客は再開を待ち望んだ。それは、旅を終えた乗客とサービスクルーが、家族のような絆で結ばれ、乗客とクルーとの同窓会も開かれる、世界にも類のない唯一無二のもてなしと人生を変える旅がこの列車にはあるからだ。豪華な車内と食事を案内する8ページの口絵付き。 ※この作品は単行本版『「ななつ星」物語 めぐり逢う旅と「豪華列車」誕生の秘話』として配信されていた作品の文庫本版です。

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