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パンデミックのような世界共通の問題が立ち現れた時は、方法や考え方は違ってもだいたい同じ方向を向いて未来を語るものだと
独り合点して本書を読み始めました。
これは見事に裏切られました。本書に登場する方々の描く、或いは読んでいる「未来」はバラバラであるという印象を受けました。
恐らく賢人たちの「未来」に対する「読み」の根底には、不安と恐怖(例えば、未来は不確実で悪い方向にいくかもしれない)、
期待と願望(コロナ禍を機に未来は良い方向にいくだろう)がない交ぜになって明瞭さを欠き、ご自身の「読み」に対して
自信が持てないのかもしれません。そういう意味で彼らの主張に親しみを覚えます。
パンデミックは現在進行中でコロナ禍後の世界がどういったものになるかは結果でしか分かりませんが、
賢人たちの主張を頭の片隅に置いておくことは、コロナ禍中コロナ禍後の人生を歩いていく一助になると思います。
最後に、どういった基準でこの16人を選んだのか分かりませんが米欧文化圏の方々ばかり。他の文化圏に賢人はいなかったのでしょうか