クライマックス目前!
国外逃亡中のレティと、捕まっている騎士達がそれぞれの場所でものすごく頑張る巻。
レティが他国と今まで築いてきた関係性や人脈が活かされて、前巻で耐え忍んできたものが一気に解放されるような、読んでいて気持ちのいい巻でした。
本心ではレティと戦う気など全くなかった兄の天秤が、後戻りできない己の立場やゼノンの策よりも妹への愛情の方が少しでいいから傾いてほしい、それが奇跡を起こす最後の鍵のような気がしています。
本当に面白くて魅力的な作品です。
次巻で完結のようで、すごく残念です。
もっともっと読みたかったな。