あらすじ
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ヨーグルトの容器は、リサイクルに出す前に洗うべき? 紙袋はレジ袋よりも本当にエコなの? 食器洗浄機と手洗い、水の節約になるのはどっち?オーガニック食品を食べるのは本当にグリーンなの? いちばん環境に優しいコーヒーの淹れ方とは? マイカップは、使い捨てコーヒーカップに比べて本当にグリーンなの? よりグリーンなのはお風呂? それともシャワー? 環境に優しい化粧品を選ぶには? 衣類はどのぐらいの頻度で洗濯するべき? ネットショップと実店舗での買い物、よりグリーンなのは? スマートテクノロジーは家庭内のエネルギー効率の改善に役立つ? オフィス? テレワーク? 最もグリーンな仕事場所とは? デジタルベースの働き方は紙ベースの働き方よりもグリーンなの? 電子書籍と紙の書籍、よりグリーンなのはどっち? 紙オムツと布オムツ、どちらを選ぶべき? いちばんグリーンな移動手段とは? 電動アシスト自転車や電動キックボードは環境に優しいの? 渋滞中のアイドリングとエンジン一時停止は、どちらのほうがグリーンなの?
……地球のために正しい行動をしたくても、あまりにも多くの要素が絡み合っていて、何がいちばんなのか分からなくなることもしばしば――。
本書は、そんな日常生活で遭遇する140以上もの疑問に対し、事実に基づく解説とともに答え、あなたの「グリーン」なお悩みの解決をお手伝いします。
エコに関する一つひとつの難問の核心を見極め、自らの直感を問い直し、十分な情報に基づいた判断をできるようにして、環境にもたらす負担の軽減に取り組みましょう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ペットボトル等洗って分別(収集場所でまた洗うなら水の無駄じゃない?)
使い捨てビニール袋をやめてエコバッグを購入(エコバッグの環境負荷がやばいって何かで読んだ気がするけどいいのかな?)そんなふうにタイトル通りの疑問が日々浮かぶので読んだ。
日常生活の様々な項目について、エネルギー使用量や二酸化炭素排出量、土壌や水質への汚染度合いといった観点から解説されている。
エコバッグや水筒などよくエコ関連の話題に出てくるものから、コンタクトレンズや生理用品・避妊方法など普段あまりそういう視点で考えてこなかったことについても、環境への影響についての解説と、よりエコな選択肢はなにかという話が各項目1〜2ページでまとめられている。
以下本書を読んで今後の生活で意識しようと思ったこと。
ティーバッグはやめて茶葉と茶こしを使う。
使い捨て製品の素材は竹が比較的良い。
使い捨ての紙シートはできるだけ使用しない。
流せる紙シートは流さない。
よほどのことがない限り新しくエコ製品を買うのではなく今あるものを使い倒す。
パッケージの少なさで買うものを選ぶ。
乗継便より直行便。
Posted by ブクログ
身近にできる本当のエコがたくさん書かれている本
・環境負荷大きいもの(比較)
ガス>電気、食洗機>水で皿洗い、 牛肉>羊肉>豚肉>鶏肉、液体ソープ>固形石鹸、使い捨て生理用品>吸収型サニタリーショーツ、紙>電子、実店舗の買い物>ネットショップ、プラスチック>ガラスや金属
・環境負荷が少なくする行動
洗浄力の強い洗剤を控える
輸送距離の短い食品を買う
ネットショップの返品を控える
飛行機は直行便を利用する
相手が本当に欲しいと言った以外のプレゼントは送らない
荷物を軽くする
ホテルなどのアメニティグッズを使わない(自分の持っていく)
コンタクトレンズを1日用から1 週間用か1ヶ月にする
水筒を持ち歩く
・環境負荷が特に大きいもの
ゴルフ、スキー、サーフィン
アボカド、チアシード、キヌア、ココナッツ、袋入りカット野菜、キングエビ
・その他
負荷が少ないペットは、鶏、やぎ、うさぎ
エコバックは150回以上使わないと逆に環境負荷が大きい
Posted by ブクログ
エコ活動をする上で必ずぶつかるモヤモヤを払拭するための本。
どこかでやはり、妥協する点は必要になるのだろうとは思う。
より良い方法を知るのにとても良い。場合によりけりであることも多いので、考え続けることは必要だろう。
Posted by ブクログ
人類が生きるさまざまな場面に分けて、どちらがよりエコかを考える本。エコバッグって本当にエコなの?って思ってたけど、やっぱりそうなのか…と現実を突きつけられた気分。物質社会の世の中で、YouTubeでは毎日のようにUNIQLO・無印・ダイソー購入品!!と銘打った動画が何万回も再生されて、見てみるものの、モヤモヤもしてしまうのは、やはり自然に逆らって生きてるからなんだな…と納得。最後まで一貫して、エコの目線で語られる語り口に、じっくり選んで、何度も使って、壊れたら直して…ちゃんとものを大切に生きていきたいなと、改めて考えさせられた一冊だった。
ただ、200ページにわたって、カーボンニュートラル・カーボンフットプリント…と連呼されると、生きてるだけで、エコじゃないな…とネガティブになってしまうのが本音。
p.163
・ベンゼンや保オルムアルデヒドを濾過するのに最適な植物の一つは、スパティフィラム・ワリシー。セイヨウキヅタも、空気清浄能力が極めて高い。天井から吊るしたバスケットや小ぶりの植木鉢で育てられる。観音竹や一般的に「ドラセナ・コンシンネ」としても知られるベニフクリンセンネンボクは成長に時間がかかるが、空気の有害物質を除去する効果を年間通して発揮する。
・成長の早い植物なら、オリヅルランがおすすめ。
・植物の世話が苦手な人には、栽培が容易なポトスがおすすめ。
Posted by ブクログ
より地球に優しいエコな暮らしをしたい人におすすめしたい一冊。
日々の生活で、どういう選択肢をとるのがエコなのか、とてもわかりやすいです。
コンロはガスや電気よりIH。
花火による大気や河川への影響。
パソコンはノートよりデスクトップ。
年間25冊以上読む場合は紙より電子書籍の方がエコ。
この4つが自分には衝撃的だった。
Posted by ブクログ
そう、プラスチック容器を洗って乾かしてそれからプラスチックゴミに捨てていると、水道代などのことを考えると、何が地球にとっていいのかわからなくなってモヤモヤしていました。
そんなモヤモヤに答えてくれる本です。
ただし、これを全て実践することは無理!
いくら環境に負荷がかかりにくいといっても、この本の字は小さいし、他にも衛生上どうなの?ということもありました。
けど、数字を挙げて示してくれているのでわかりやすい。こういうふうに考えると良いんだ、と納得させてくれました。
Posted by ブクログ
何が一番地球にやさしい選択なのか?
そんな日常生活のエコに対する疑問に、事実に基づく解説と共に答える。
ヨーグルトの容器はリサイクルに出す前に洗うべき?
まさにこれなんですよ。汚れたプラは資源ごみには出せないので、捨てる布で拭ったりすすぎの水で洗ったりするわけですが、布はゴミを増やすし水も余計に汚すことにもなる。ましてカップ麺の残り汁なんては、下水にも流したくはないが、燃えるゴミは水けを切ってといわれるのでどうしたもんかと悩むわけです。
地球にやさしい暮らしがしたい、これは大抵の方も思うことでしょう。が、エコな生活って、お金も時間も体力も使うんですよね。余裕のある人しか実践できないんじゃないでしょうか。ましてやこの本を読めば読むほど、無理!ってなって諦めてしまうか、なんだか生きてるのが申し訳なくなってしまうかのどちらかじゃないんでしょうか?弥生時代くらいに戻らないといけないのか。
とはいえ、目先の素材だけではなく、製造過程から処分方法までひっくるめての検証はためになりました。
Posted by ブクログ
イギリス人ジャーナリストでpebble編集者による日常生活で環境に負荷のかかりにくい選択についての解説
製造や廃棄といった過程も考慮に入れながら、
二酸化炭素排出、使用する水の量、マイクロプラスチックといった観点でひたすらに分析している。それ以外の要素はないので、ある種行き過ぎ感もあるが、英国人ならではのユーモアなのかも。
各国でも状況は変わるだろうと思うが、参考になる。化石燃料よりも電気を使うことを推奨しているが、発電の方法により、一概に電気が良いとも言えないのではと感じた。
Posted by ブクログ
良い本とは思うけど…。
色々なトピックに対してどうすればエコかというひとつの回答が書かれている。例えば、竹製の歯ブラシがあるなどは私に取って初めて知った情報だった。
本の冒頭に、この本はエコにできるだけ配慮して製作したと書かれていて、おそらく本当なんだろうけど、
・文字の級数が小さく2段組にレイアウトされていて、ぎゅうぎゅうで読みづらい
・加工が少ない紙を使っているようだが、紙が厚くめくりづらく重い。
・翻訳本のためどうしても読みづらく訳されている。
「再使用可能なプラスチック製買い物袋は、薄手のレジ袋よりもはるかに負荷が大きい場合も少なくありません」みたいな、ん?どっち?てなる文章が多い。
また、全体的にプラスチック、二酸化炭素、森林伐採の3つに帰結する問題なので、読んでるうちに「あー、これね」となり本としての面白みは無くなってくる。
もっと良くできる惜しい本だなぁと思った。
Posted by ブクログ
●感想
どうすれば環境に配慮したことになるかが気になり、読んでみた。一通り読んだ感想としてては、環境に悪いとわかっていても、そのサービスや製品の利用を辞めることは難しいなぁ、ということである。結局、目の前の便利や快適さを優先して選択してしまうことになる。
●本書を読みながら気になった記述・コト
> 食器洗浄機は、便利なだけでなく、水の消費量も手洗いより少なくて済む
> 食器を洗うときには、綿のふきんを使おう。綿のスポンジは、乾燥しづらいので、環境にも良いと言えない
> できるかぎりキッチンペーパーの使用は控えること。使いたいなら、竹製のものに切り替えよう。
> 可能な限り生産プロセスがシンプルな製品や商品を選ぶ。スーパーで買うより、近場の八百屋で買うことを心がける
> 塗って、自分の衣服の寿命を伸ばそう。その分、節約になるし、カーボンフットプリントも減らせる
> 合成繊維の洗濯、乾燥機も環境に悪い。マイクロプラスチックが流出するため。できるかぎり天然素材の衣服を使用すること。洗濯や乾燥機の利用回数は可能な限り減らすこと
> コンクリートの地表は、良くない。カーボンフットプリントが多量に出る上、水はけが悪いので、洪水の危険が増す
◆便利なサービスやモノほど、環境に悪いことが多い
Posted by ブクログ
全部鵜呑みにするのは危険だけれど、同意できるものはできるだけ実践しようと思う。
豆乳は身体にはエコだけど、牛乳、アーモンドミルクもエコじゃなって意外~。
オーツ麦飲料は〇らしく、味は今一つと噂だけど買ってみた。
この本、電子書籍の方がエコらしいが、紙の本は厳選された?再生紙を使用してエコらしいけど、紙が光って見にくく、読書環境にはエコかしら・・・と思わないでもない。
Posted by ブクログ
買い物でビニール袋が有料化されて、エコバッグが大量に売られているのを見たとき、本末転倒では?と思った人も多いはず。
そういったことに対してデータで説明し、エコを勧めてくる本です。
全部やるとストイックすぎて、逆にそれを楽しまないとやってられないと思う。
少なくとも、できることはやっていったほうがいい。
しかも、みんなでやることが大事ですね。
Posted by ブクログ
化学繊維の服は30回着ればよいとのこと。そうすると礼服だと難しい。すでに持っている衣類を着ましょう、という話になる。イギリスの話だからまた違うとは思うけれど、まあ、考え方はこんなもんなんだな、というところはわかる。
Posted by ブクログ
さもありなんといった対応策から、日常生活のあれこれにおける環境汚染の規模や経路について。あまりガッツリ読み込むつもりはなかったので、気になる部分だけでも参考にすればマクロ的に良い行いになるのだろう。
Posted by ブクログ
エコな活動については、極めれば極めるほど選択肢がいろいろあるが、やはり完璧に全てを行おうとすると気力と費用がかなり嵩むなあという印象。できる部分からできる範囲で、ゲーム感覚で続けていこう。
とりあえずコンポストから!
Posted by ブクログ
結局、人間っているだけでエネルギーや資源を使っているんだよね。そのなかで、どうやってGREENに過ごすか、考えながら生きる大人でありたい。考えながらとは、いろんな選択肢を知っていて、その中で最良な選択肢を選ぶことができる判断も含む。
Posted by ブクログ
副題に「日常生活のあちこちで遭遇する“エコ”のジレンマを解決」とあるように、エコライフを実践しようとしても、思わず「?」と思うようなアレコレを、データなどをもとにアドバイスするというもの。
キッチン、食べ物と飲み物、バスルーム、ファッション、買い物、テクノロジー、ガーデニング、仕事とレジャー、家族と恋愛、旅行と移動手段、といった項目ごとに全部で140以上の質問に答えている。例えば、
・車の運転時にエアコンを使うのと窓を開けるのでは、どちらのほうが環境にやさしい?
・食器を洗う時には何を使うべき?
・オーガニック食品を食べるのは、本当にグリーンなの?
・電動歯ブラシと竹製歯ブラシ、どちらのほうが環境にやさしい?
など、考え過ぎるとわからなくなるような問いに対して解説をしている。
いずれにしても、字が小さすぎて読みにくいのがちょっと残念。なるほどなあと思う反面、「洗濯の回数を減らそう」とか、「夜間に小便をしただけでも流さなければいけませんか?」などと言われると、素直に同意できない人もいるのではないだろうか。
Posted by ブクログ
紙の本と電子書籍どちらがエコなのか定量的な閾値を紹介していたりとこういうことが知りたかった痒いところに手の届く本。
ただ70億人がこの本の提言を実践してもそれはそれで破綻するのは明らかだが、その点については言及していないのが残念。
Posted by ブクログ
身の回りのいろいろなモノ・コトについてのエコ度を説明し、よりエコな方法を推奨した本。
この本そのものも、できるだけエコな方法で作られたようです。
基本的には、事実(と思われること)の羅列です。
エコな本であることを心掛けているせいか、レイアウトも色使いも、あまり工夫がなく、決して読みやすい本ではありませんでした。
が、非常に多くの事柄を扱っており、そのことには感心しました。
おそらく、この本は、辞書的に使用が使うのがよいと思います。
自分の興味がある分野について、よりエコな方法や考え方にはどのようなものがあるかを確認する、ある意味、エコの入り口の部分で役に立つ本だと思います。
もっと知りたい場合には、他の文献等にあたることで、知見や思考を深める必要があると思います。