【感想・ネタバレ】霧をはらうのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月21日

どんな境遇でも明るく無邪気な紗奈に憧れの感情が湧いたり、意地悪な由唯の同僚たちに腹が立ったり、紗奈の母に読む手紙に切なくあったかい気持ちになったり、様々な感情が湧く作品だった。紗奈と由唯の言動を比べるとやっぱり、素直な子の方が得だし生きやすそうだと感じた。また野々花のように、悪気はなくても誤解されや...続きを読むすく嫌われがちになってしまう人っているよなって思った。そして野々花に対して被害者の母の言った、不気味だったという発言が印象的だった。たしかに、自分の思考の範疇を超えて、お節介だったり図々しかったり何を考えているか理解できないと怖いという感情になると思う。今回は裁判官の視点での小説だったから、検察本当にやなやつだった。ハッピーエンドでよかったし、最後の結末はおおってなった。面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年02月15日

野々花には苛立ちしか感じなかった。

だから、どうせならもう反転して、本当は無実じやない野々花が最後の最後にほくそ笑むって終わりにしてほしかったな。

その不気味な笑顔を見て由唯は家を出る。
その後検事になった由唯が母の罪を暴く。

なんてのを書いて欲しいかも^^;

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Posted by ブクログ 2022年08月28日

最後まで読んでわかる本のタイトルの良さ。
貴島先生の件やそれに伴う枡田の態度、由惟の会社でのゴタゴタや痴漢冤罪の件といったモヤモヤさせる表現のうまさと、その問題が段々と解決していく様子や、弁護士が無罪を信じられなければ、無罪だと訴えかけることもできないという意味も込めた良いタイトルだと感じた。

...続きを読む判官、検事側からの内容としての本もあるとのことなので、タイミングを見つけてそちらも読んでみたいなと。

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Posted by ブクログ 2022年06月08日

個人的に読み応えがありました。
野々花が母と被ることもあり、由惟の気持ち等、色々もどかしい気持ちが共感できることもありサクサクと読めました。
また「被告」に対しての扱いに俯瞰でみるよう自分を戒める内容でした。
そしていつ自分が「被告」になってもおかしくない世の中でもあるんだなぁ、と。
あのとき伊豆原...続きを読むが桝田と出会ってなかったら本当に怖い話です。

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Posted by ブクログ 2023年01月11日

地道に証拠を集めていく話が中心だったけど、なんか止まらなくて最後までノンストップで読み切ってしまった。

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Posted by ブクログ 2023年01月01日

もっと代理ミュンヒハウゼン症候群にフォーカスした話かと思ったら、きめ細やかな裁判ものだった。一つ一つ積み重ねていく様は、読み応えあり。
最初、由惟にも、特に由惟の母親にも、共感が全く出来なかったけど、伊豆原弁護士の熱意と温かさが(出来過ぎだけど)惹かれる。
控訴されるのではとハラハラしたけど、真犯人...続きを読むもちゃんと裁かれる風の終わり方で良かった。
そして最後のどんでん返しには、やられたし。

紗奈の手紙
「気持ちが弱っていると、人は本当のことが言えません。言っても聞いてもらえなくて、たくさんの人に責められて、分かってくれないならいいやと思ってしまうことがあります。(中略)人は味方がいないと、すごく弱い生き物なんだと伊豆原先生は教えてくれます。(中略)誰も認めてくれなかったとき、私は一人きりでした。誰も認めてくれなかったときの自分は、病気をしていたときの自分よりも弱かったです。誰も味方がいないときの自分は、本当の自分じゃないみたいでした。」

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