【感想・ネタバレ】霧をはらうのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月06日

かなり久しぶりの雫井さんでしたが素晴らしく面白かったです。仕事柄、弁護士の方とお話しする機会も多いのですが、金儲けのためだけじゃなく伊豆原さんのように困った人や正義のために仕事してもらいたい。もちろん良い方もたくさんいらっしゃると思っていますが。

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Posted by ブクログ 2023年10月07日

泣けた。とても良かった。伊豆原弁護士の温かさが心に沁みた。途中、イライラするところもあったけれど、伊豆原弁護士の大らかさに諭されるような気持ちで、最後はすっきり。
さすが雫井さん。

映画化されるといいなぁー。

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Posted by ブクログ 2023年02月23日

入院中の4人の幼い子どもたちにインスリンが混入され、2人が殺された。逮捕されたのは、生き残った女児の母親。 個々の登場人物が、深く描かれており、最後の一捻りもあり、500頁も一気に読まされた。映画かテレビドラマになりそう。傑作でした。

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Posted by ブクログ 2022年06月12日

雫井脩介さんの小説大好きです。ストーリーがどこでひっくり返ってもおかしくないので、常にヒヤヒヤしながら一気読みしてしまいます。

伊豆原先生の次の依頼、どう弁護するのか気になる

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月21日

どんな境遇でも明るく無邪気な紗奈に憧れの感情が湧いたり、意地悪な由唯の同僚たちに腹が立ったり、紗奈の母に読む手紙に切なくあったかい気持ちになったり、様々な感情が湧く作品だった。紗奈と由唯の言動を比べるとやっぱり、素直な子の方が得だし生きやすそうだと感じた。また野々花のように、悪気はなくても誤解されや...続きを読むすく嫌われがちになってしまう人っているよなって思った。そして野々花に対して被害者の母の言った、不気味だったという発言が印象的だった。たしかに、自分の思考の範疇を超えて、お節介だったり図々しかったり何を考えているか理解できないと怖いという感情になると思う。今回は裁判官の視点での小説だったから、検察本当にやなやつだった。ハッピーエンドでよかったし、最後の結末はおおってなった。面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年11月30日

雫井さんの文章は本当に綺麗で、読みやすい!

ストーリー展開も無理なく、現実的、なのにページをめくる手が止まらない。。
味があり、心に染みる素敵な作品でした。

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Posted by ブクログ 2023年11月05日

私の好きな著者の作品で、法廷小説と珍しいこともあって読み始めたのだが、そのリアルな法廷内外の駆け引き、そして、最後のどんでん返しにはびっくりさせられた。

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Posted by ブクログ 2023年07月03日

子供4人の点滴にインスリンが混入され
2人が亡くなるという殺人事件が起きた
殺人容疑で逮捕されたのが
生き残った女の子の実の母親だった

衝撃的な物語の始まり方で
どんな結末に向かうのか
ドキドキしながらページを進めてました

弁護士の伊豆原の正義感や
人を信用する心がとても丁寧に描かれていて
とて...続きを読むも良い作品でした

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Posted by ブクログ 2023年05月25日

70不可能と思われた勝利に執念を持って取り組む貧乏弁護士と権威との戦い。面白く読んだが、謎解きが最終盤の数ページでそれまでの伏線も余り感じられなく、ちょっと肩透かしの感じ。でも次の裁判の行方も読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2023年02月17日

やり切れない。

点滴に混入されたインスリンにより二人の幼子が死亡する。
逮捕されたのは同室で生き残った女児の母親だった。

悪人には思えないが、鈍重で掴み処がない母親の言動に疑いの気持ちが強くなる。

犯人は彼女なのか、もしくは別の人物なのか。
遅々として進まない展開に苛立ちながらも真実を知りたい...続きを読む一心で頁を捲り続けた。

法廷シーンは緊張感がピーク。
被疑者を信じ正義を貫こうとする弁護士の信念には胸が熱くなるが、病と闘う幼子達を自身の復讐の道具に利用した犯人に同情の余地はない。

人間の愚かさを思い、霧は晴れても心は晴れぬままだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月15日

野々花には苛立ちしか感じなかった。

だから、どうせならもう反転して、本当は無実じやない野々花が最後の最後にほくそ笑むって終わりにしてほしかったな。

その不気味な笑顔を見て由唯は家を出る。
その後検事になった由唯が母の罪を暴く。

なんてのを書いて欲しいかも^^;

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Posted by ブクログ 2023年01月14日

冒頭の事件が起こるまでの病室のところでは野々花の言動や行動にこういう人まじで苦手だなーっと思いながら読んだ。
野々花は無実だとは思うけど真犯人の予想もつかないしどうなるんだろうってイッキ読みでした。
真相については正直ちょっと強引では?とも思ったけど全体を通して読み応えもあり面白かった。
野々花さん...続きを読むには自分が良かれと思ってしていることでも今回のような事件の疑いをかけられることもあるので基本的なルールは守りもう少し空気を読みましょうと言いたい。

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Posted by ブクログ 2022年10月28日

最後までひょっとしたらという思いを持ちながら読むことができた。真剣に相手と向き合えばきっと道は開けると思える作品。よかった。

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Posted by ブクログ 2022年10月05日

どこいでもいる、普通の母親が一転して、犯人になる、なんとも重い内容でしたが、子を持つ同じ母としてすごく気持ちが分かりました。子どもの考え方、生活などすごくリアルな描写で一気に引き込まれました。とても面白かったです。

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Posted by ブクログ 2022年10月04日

引き込まれて、ぐいぐい読んでしまった。
由惟の頑なな性格で、妹を不憫に思ったけれど、読み進めていくにつれて、だんだん人を信じるようになってきて嬉しく思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年08月28日

最後まで読んでわかる本のタイトルの良さ。
貴島先生の件やそれに伴う枡田の態度、由惟の会社でのゴタゴタや痴漢冤罪の件といったモヤモヤさせる表現のうまさと、その問題が段々と解決していく様子や、弁護士が無罪を信じられなければ、無罪だと訴えかけることもできないという意味も込めた良いタイトルだと感じた。

...続きを読む判官、検事側からの内容としての本もあるとのことなので、タイミングを見つけてそちらも読んでみたいなと。

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Posted by ブクログ 2022年08月19日

 骨太の小説だ。とても面白かった。
登場人物の性格が色々で、やっぱり人との関係こそが物事の基本だと改めて感じた。

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Posted by ブクログ 2022年08月18日

面白かった。
裁判物は堅苦しくなりがちだけど
被告人の娘視点や弁護士側の視点
両方の気持ちがよく分かり
もどかしさを感じるのも楽しかった。

被告人になってしまった母親の感じ。
自分にも当てはまりそうで
他人事ではない。

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Posted by ブクログ 2022年08月06日

 弁護士の依って立つ「信念」を描く、作者渾身の法廷ミステリー。主人公は人権派弁護士の伊豆原柊平。
         ◇
 病院で起きた点滴死傷事件。入院中の4人の幼い子どもたちにインスリンが混入され、2人が死亡した。
 警察が殺人事件として捜査した結果、生き残った女児の母親が犯人として逮捕された。 ...続きを読む
 だが弁護を引き受けた伊豆原柊平は、警察のストーリーに沿った取り調べによるものではないかと疑問を持ち……。

     * * * * * 

 『火の粉』のような読んでいて胃が痛くなるイヤミス仕立ての描写がなく、マイルドな展開のおもしろさでした。

 刑事事件裁判に臨む弁護士ものには必ず出てくるクソ検事とカス刑事。
 おしなべて、クソ検事は権威主義的で肥大化したプライドを持ち嫌みったらしいし、カス刑事は正義に則らず嗜虐的で警察側の立てたストーリーに沿った取り調べに終始する。

 本作でも登場することはするですが、2人とも粘着度が控え目で憎まれ役としては物足りませんでした。どちらかと言えばまだ、由惟の勤務先の前島専務の方が仇役向きだと思います。

 また、目先の欲に負けてしまい弁護方針を変えようとした桝田にしても淡白な感じが強く、足の引っ張り役としては少し頼りない。もっと全力で伊豆原への妨害工作をしても不思議はないところです。

 そして無罪判決。伊豆原の全面勝訴なのだけれど、苦戦をひっくり返す劇的な証拠や証言が欲しかったです。( このあたりは柚月裕子さんの法廷ものの方がぐっと読ませるように思います。)

 それでも雫井さんは好きな作家だし、伊豆原夫妻にも主役としての魅力を感じるので、今後に期待します。できればシリーズ化して欲しいと思いました。

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Posted by ブクログ 2022年07月24日

霧をはらう
雫井脩介さん。

まとわりついている霧を払って、
その人を、1人の人間として見てもらうようにする。
それが弁護士の仕事。

おもしろかった。

どんな判決が出されるか?
最後まで、ハラハラドキドキ。

味方はいるんだね。

おもしろかった。

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Posted by ブクログ 2022年06月12日

ひとつの事件を解決していく話で、その事件だけで本1冊分も語ることがあるのか、、と思っていましたが、冤罪を晴らすのは本当に不可能に近いことなのだと感じました。言葉の大切さ、信念を貫くこと、、弁護士によって判決が変わってくる。丁寧に描かれていたので、登場人物に親近感湧く思いでした。良い終わりかたでスッキ...続きを読むリしました!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年06月08日

個人的に読み応えがありました。
野々花が母と被ることもあり、由惟の気持ち等、色々もどかしい気持ちが共感できることもありサクサクと読めました。
また「被告」に対しての扱いに俯瞰でみるよう自分を戒める内容でした。
そしていつ自分が「被告」になってもおかしくない世の中でもあるんだなぁ、と。
あのとき伊豆原...続きを読むが桝田と出会ってなかったら本当に怖い話です。

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Posted by ブクログ 2023年01月21日

点滴混入死亡事件の冤罪をかけたリーガル小説。

雫井さんの作品なので後味の悪い終わり方はないものと信じて読んでましたが、ハラハラしました。
あの新証言が無くても実行時間不足で争えたとは思いますが、最後の看護師の証人の証言も意外でしたし、裏の真相までは思い至りませんでした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月11日

地道に証拠を集めていく話が中心だったけど、なんか止まらなくて最後までノンストップで読み切ってしまった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月01日

もっと代理ミュンヒハウゼン症候群にフォーカスした話かと思ったら、きめ細やかな裁判ものだった。一つ一つ積み重ねていく様は、読み応えあり。
最初、由惟にも、特に由惟の母親にも、共感が全く出来なかったけど、伊豆原弁護士の熱意と温かさが(出来過ぎだけど)惹かれる。
控訴されるのではとハラハラしたけど、真犯人...続きを読むもちゃんと裁かれる風の終わり方で良かった。
そして最後のどんでん返しには、やられたし。

紗奈の手紙
「気持ちが弱っていると、人は本当のことが言えません。言っても聞いてもらえなくて、たくさんの人に責められて、分かってくれないならいいやと思ってしまうことがあります。(中略)人は味方がいないと、すごく弱い生き物なんだと伊豆原先生は教えてくれます。(中略)誰も認めてくれなかったとき、私は一人きりでした。誰も認めてくれなかったときの自分は、病気をしていたときの自分よりも弱かったです。誰も味方がいないときの自分は、本当の自分じゃないみたいでした。」

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Posted by ブクログ 2022年10月08日

状況的なところから人を追い詰めて、意志の弱い人は思わずしても居ない事を自白してしまう。ありえすぎる事だし、今までも無数の冤罪を作り上げてきたことは誰もが分かっている事だと思います。だからこそこれだけ物語の題材にもなってきた訳ですからね。
普通のお母さんが娘と同病室の子供たちを毒殺したと言われ捕まった...続きを読むら。そんな重たいテーマに「霧をはらう」という題名。とても分かりやすいし秀逸な題名だと思います。
地味で地道な話なのでエンタメ性は薄いですが、それだけに冤罪を作り出すシステムへの怖さが伝わりました。

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Posted by ブクログ 2022年05月04日

弁護士の仕事は霧をはらって真実を見せること。
状況証拠だけで点滴に異物を混入したと起訴された少し変わった性格の母親。自分も被害にあった妹と母を恨んでいる姉。病院で起こる殺人事件の手軽さに怖くなった。裁判を戦う中で姉妹は弁護士の支えもあって成長していく。最後の真相に少し呆れる思いがしたが守るべき者を間...続きを読む違ってはいけないと改めて思った。

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Posted by ブクログ 2022年05月02日

面白かった!
最後の判決理由のところの描写が少なく感じたけど、裁判がどうなるのかのハラハラ感と同時に、由唯の心情の変化が見どころかなという感じ!

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Posted by ブクログ 2022年04月26日

サスペンスものと思いきや、裁判もの。

まぁ、結果はある程度予測できていたので驚きはない。

被告人の母親の言動にイライラする。

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Posted by ブクログ 2022年04月25日

病院内で一度に二人の子供が亡くなった。
同室の他の二人の子供も命に別状はなかったものの、被害を受けた。
点滴にインスリンが混入したことによる刑事事件だということがわかった。

その容疑者として、助かった一人の子供の親が、逮捕された。

本当に犯人なのか?
弁護団がどう対処していくのか?

淡々と進ん...続きを読むでいくのと、検証にかなり文字数を使っているので中だるみ感があったが、終盤はスッキリした。

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