【感想・ネタバレ】霧をはらうのレビュー

ユーザーレビュー

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ 2022年06月12日

雫井脩介さんの小説大好きです。ストーリーがどこでひっくり返ってもおかしくないので、常にヒヤヒヤしながら一気読みしてしまいます。

伊豆原先生の次の依頼、どう弁護するのか気になる

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月21日

どんな境遇でも明るく無邪気な紗奈に憧れの感情が湧いたり、意地悪な由唯の同僚たちに腹が立ったり、紗奈の母に読む手紙に切なくあったかい気持ちになったり、様々な感情が湧く作品だった。紗奈と由唯の言動を比べるとやっぱり、素直な子の方が得だし生きやすそうだと感じた。また野々花のように、悪気はなくても誤解されや...続きを読むすく嫌われがちになってしまう人っているよなって思った。そして野々花に対して被害者の母の言った、不気味だったという発言が印象的だった。たしかに、自分の思考の範疇を超えて、お節介だったり図々しかったり何を考えているか理解できないと怖いという感情になると思う。今回は裁判官の視点での小説だったから、検察本当にやなやつだった。ハッピーエンドでよかったし、最後の結末はおおってなった。面白かった。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年03月31日

冤罪 やってもいないのにやったと言ってしまう心の動き 誰にでもあり得ることだと思いました
決めつけるとなかなか考えを払拭出来ない 真実を見つけることの難しさを感じました
霧をはらう 良い言葉です

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年03月29日

小南由惟(高3)、紗奈(小6)は母子家庭の姉妹。紗奈は腎炎で長いこと小児病棟に入院している。同室には様々な病で長期入院している子供たちがいる。紗奈の母野々花はほぼ泊まり込みで献身的に看病している。他の子のお母さんたちも同様の生活。ただ野々花は少々変わっているところがあり、病院の治療(特に薬)に懐疑的...続きを読むだ。以前看護助手として病院に勤務していたこともあり、いろいろ看護士らに注文を出すわ、点滴の早さを勝手に変えるわと煙たがられている。しかも他の子供達にもお節介を焼くので、他のお母さんの中にはそれで小さなトラブルも起こる。かと思えば同室に人達や看護士へ、普通のお菓子を配り歩いたりする。確かにそんなお節介おばさんはいるものだ。わかるなぁと読んでいると、紗奈も含め部屋の子供たちが次々と容態が急変し、懸命の治療にも関わらず二人が亡くなってしまう。
原因は点滴液にインスリンが混入されたこと。まず容疑者として浮上したのが野々花であり、逮捕された6日目に自供してしまう。しかしその後否認に転じ、国選弁護人としてこの方面では大物である貴島弁護士が担当するが、貴島はガンを患っており、弁護団には若い弁護士桝田と同期の伊豆原が加わることとなる。弁護団は野々花の無罪を勝ち取るため、詳しい調査を始めるのだが・・・。さらにそれぞれの弁護士にはこの事件に対する複雑な思いも隠されていた。
証拠の少ない犯罪で、特に伊豆原が姉妹のケアや地道な調査を通じて、徐々に事件の核心に近づいたり遠のいたりという流れにはらはらさせられる。特に99%の有罪率を誇る、警察・検察の容疑者を追い詰める手口が怖い。
以前から司法の取り調べには犯人ありきの猛烈なものがあり、検察が証拠を捏造するなどで、これまでにも多くの冤罪事件が発生していることから、取り調べの可視化が義務付けられ、また拘置所の出入り時間は刑事部門とは別部署が行い、改変できないようにするなど様々な対応がなされた。しかしそれでもなお、録画機器が不調だとか、容疑者を落ち着かせるための雑談とか称して、自供しないと娘たちが大変なことになるとか、このままだと死刑になるとか、録画されると困る会話は録画義務がある取り調べとは別の時間で徹底的に数時間にわたり続けられる。また裁判官にしてもよくいるタイプとして、公判をスケジュール通りスムーズに進めることを重視し、検察の提示したストーリーを疑念なく受け入れるものも多い。さらに自白の重要性。自白調書の任意性は余程の事がない限り認められてしまうので、自供の重大さを認識する必要がある。
以上のように冤罪を覆すことは困難極まりなく、日本の今の司法制度では、誰でも冤罪当事者となる恐れがあると感じた。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月05日

冤罪事件はこうやって生まれるのだな、と思わされた。とても読み応えある小説だった。
司法試験を目指す人には必読ではないか。
ただ無罪判決となってよかったが、真犯人の動機が
なんか釈然としなかった。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年02月02日

高揚なくして満足度が高い。始終じれつつ読み進む。なにせ被告人の野々花はお気楽が過ぎ、ましてやいらぬお節介にイラつく人の気持ちが分かる。こんなお人好な母に育てられながら、あそこまで猜疑心の塊となる長女の由惟がまたもどかしい。妹思いだし、進学を断念して職場でよく耐えているし、その境遇ならば固陋になるのは...続きを読む仕方ない。仕方ないんだけれど、心を開くまでが実に長い。と、そんなこんなで最終盤まで霧ははらえん。そのぶん、読み終わってみると心から安堵させられる。伊豆原弁護士がまたお人好しで、痛快ならぬのがかえって良いのだね。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年01月25日

面白かった。病院内で点滴インスリン混入事件が発生。4人の児童が被害に遭い、2人が死亡する。容疑者は助かった児童の母親。「うっかり自白してしまったが本当は無実である」と主張している。熱血弁護士の伊豆原は無罪を勝ち取れるのか。中盤までは読むのが苦痛だった。冤罪ならもちろん晴らすべきなのに、容疑者のオカン...続きを読むがこんな人無理!な性分で。無神経・鈍感・お節介。悪人ではないのが妙にリアル。しかし裁判が始まる後半から息詰める展開で夢中で読み進めた。ラストも捻ってあるし満足。お徳用ビスケットとハーゲンダッツの小道具も効果的。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年01月05日

私の心の中で著者はいやミス巨匠なんだけれど、本書は意外に真っ当。少し風味づけはあるけど、最後まで面白いです。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2021年11月13日

少し長い気もするが、面白かった。
病院で起きた点滴死傷事件の冤罪裁判に挑む若手弁護士の活躍がメインではあるが、それよりも中盤までの冤罪の母親の長女の心の葛藤の描写が非常に秀逸で、これが本作に奥行きを与えている。
逆転無罪に至る裁判員裁判の過程は都合良く、帳尻合わせした感が否めないが、最後に明らかにな...続きを読むる真犯人を巡るプロットで少し緩和されたか。少し甘めの評価5で。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年08月06日

 作者渾身の法廷ミステリー。主人公は人権派弁護士の伊豆原柊平。
 面白かったが、『火の粉』と違って胃が痛くなるような描写がなく、マイルドな展開だった。
 刑事事件裁判に臨む弁護士ものには必ず出てくるクソ検事とカス刑事。検事は権威主義的で肥大化したプライドを持ち嫌みったらしい。刑事は正義に則らず嗜虐的...続きを読むで警察側の立てたストーリーに沿った取り調べに終始する。本作でも登場するが、2人とも粘着度が控え目で憎まれ役としては物足りない。まだ由惟の勤務先の前島専務の方が仇役向きだ。
 また、目先の欲に負けて弁護方針を変えようとした桝田にしても淡白な感じがする。もっと全力で伊豆原への妨害工作をしてもよいと思うのだが。
 そして無罪判決。伊豆原の全面勝訴だが、苦戦をひっくり返す劇的な証拠や証言が欲しかった。(このあたりは柚月裕子氏の法廷ものの方がぐっと読ませるように思う。)
 雫井氏は好きな作家だし、伊豆原夫妻にも魅力を感じるので、ぜひシリーズ化して欲しい。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年07月24日

霧をはらう
雫井脩介さん。

まとわりついている霧を払って、
その人を、1人の人間として見てもらうようにする。
それが弁護士の仕事。

おもしろかった。

どんな判決が出されるか?
最後まで、ハラハラドキドキ。

味方はいるんだね。

おもしろかった。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年06月12日

ひとつの事件を解決していく話で、その事件だけで本1冊分も語ることがあるのか、、と思っていましたが、冤罪を晴らすのは本当に不可能に近いことなのだと感じました。言葉の大切さ、信念を貫くこと、、弁護士によって判決が変わってくる。丁寧に描かれていたので、登場人物に親近感湧く思いでした。良い終わりかたでスッキ...続きを読むリしました!

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年06月08日

個人的に読み応えがありました。
野々花が母と被ることもあり、由惟の気持ち等、色々もどかしい気持ちが共感できることもありサクサクと読めました。
また「被告」に対しての扱いに俯瞰でみるよう自分を戒める内容でした。
そしていつ自分が「被告」になってもおかしくない世の中でもあるんだなぁ、と。
あのとき伊豆原...続きを読むが桝田と出会ってなかったら本当に怖い話です。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年03月27日

霧をはらう‥‥これはとても大切なことなんだな、と思いました。でも、とてもとても難しい。
この物語は裁判のお話だけれど、そんな大きなことでなくても、他人を自分の都合の良いフィルターを通して見てしまう、人とはそういうものだと思います。
ましてや事件の容疑者ともなれば、どうしても先入観を持ってその人を見て...続きを読むしまうでしょう。
そして味方がいない時に追い詰められたら人はどんなに弱くなってしまうのか、それが痛いほど伝わってくるお話でした。
あぁ、どこまでも人は自分本位な生き物なんだなぁと思わせられました。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月04日

この話が小説で良かった、、

自分自身も、大切に思う人も
自分で守らなきゃいけない
だから、人は弱い
それは誰も同じだ
弱いけれど
ちゃんとお天道さまを見ながら
生きている

この話の登場人物は、
一部を除いて、クソ野郎ばっかりだ
それでも百歩譲れば
人は弱いから、
と思えないこともない

が、貴島...続きを読む弁護士
いくつもの冤罪事件を、無罪にしてきたあなたが
無実と知りつつ罪を被せるなんて
真犯人に自首を勧めないなんて

そんな弱さは見たくなかった、、

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年01月25日

主人公の弁護士が七転八倒している姿に歯痒さもあったが、現実はこっちなんだろうなあと思えた。

ドラマや映画だと、スカッとするほど、戦術がはまり、思った通りにひとを操るけど、実際はね。
そんなに簡単には操られてくれないんだろうな。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2021年12月25日

潔白なのか読者も疑問に感じざるを得ない中の法廷シーンは緊張感あった
どうしても無罪の証拠が出てこない物語に終始緊張
でも一つ言えるのはこれは面白い リアル
登場人物一人一人が、こんな人いるよねって思えるほど人間味が出ている
人生の生きにくさを味わった姉妹が人を頼るという選択をできて本当によかった

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2021年12月15日

皆さんが書かれているように、繰り返し出てくる野々花や、看護師たちの個々の性格、娘たち、弁護士たち、検察と細やかな描写が説明的すぎて速読気味に読みましたがそれでもしっかり伝わってくる書きたいことが刺さりました。後半は特に、人間をフラットに見ることについてと大きな結末にそう来るか、と唸りました。最後の庄...続きを読む村母の、娘をお願いします。というのはどういうことなんでしょうか。自首をさせるということなのか、さらにこの真実を隠すために動く、ということなのか。わかる方がいたら是非教えて頂きたいです。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2021年12月01日



99.91%有罪と見做された中で、
依頼人の無罪を掴み取るために
若手弁護士が挑む法廷での戦い。

国選弁護人を引き受けた伊豆原弁護士は
被告人にかけられた霧をはらい、
真実を明らかにできるのか。

巧妙に隠された真実に迫り、
最後まで息つく間もないです。

ああ、読み終えれてよかった、
次の...続きを読む目標は検察側の罪人です。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年05月04日

弁護士の仕事は霧をはらって真実を見せること。
状況証拠だけで点滴に異物を混入したと起訴された少し変わった性格の母親。自分も被害にあった妹と母を恨んでいる姉。病院で起こる殺人事件の手軽さに怖くなった。裁判を戦う中で姉妹は弁護士の支えもあって成長していく。最後の真相に少し呆れる思いがしたが守るべき者を間...続きを読む違ってはいけないと改めて思った。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年05月02日

面白かった!
最後の判決理由のところの描写が少なく感じたけど、裁判がどうなるのかのハラハラ感と同時に、由唯の心情の変化が見どころかなという感じ!

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年04月26日

サスペンスものと思いきや、裁判もの。

まぁ、結果はある程度予測できていたので驚きはない。

被告人の母親の言動にイライラする。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年04月25日

病院内で一度に二人の子供が亡くなった。
同室の他の二人の子供も命に別状はなかったものの、被害を受けた。
点滴にインスリンが混入したことによる刑事事件だということがわかった。

その容疑者として、助かった一人の子供の親が、逮捕された。

本当に犯人なのか?
弁護団がどう対処していくのか?

淡々と進ん...続きを読むでいくのと、検証にかなり文字数を使っているので中だるみ感があったが、終盤はスッキリした。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年03月06日

自供以外は状況証拠の裁判を通して、人の弱さや強さ、善意や悪意、家族の再生や成長が描かれて、一気に読んだ。
裁判の話だと思っていたら、最後に謎解きがあって、最後まで面白かった。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年03月05日

真実を追求していく様子がテンポよく、次々と読み進めたくなる内容でよかった。

人はやっていないことでも
その場をやり過ごす為や空気を読んだりして
やった
と言ってしまうことがある。

自分は、やってないことをやったとは言わないが、
相手が悪いくせにと思いつつ、さっさと終わらせたくて謝罪をしてしまうパ...続きを読むターンは思い当たる方なので気をつけようと思う。

自分のプライドのためにも。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年02月28日

久々のリーガル物!
中盤まで丁寧な人物描写のせいか、なかなか話が展開していかなくて、ちょっともどかしくはありました。
だけど終盤のたたみかけが凄かった〜

冤罪の話で「霧をはらう」のタイトルに納得。
冤罪ってこういう風に作られていくのか〜とちょっとゾッとした。
それにしても犯人として捕まった母親が苦...続きを読む手なタイプだったな〜
そのせいか全然、悲愴感なく読めました笑

あと消化不良だったのが痴漢事件と主人公の職場の話。
胸糞悪い人達(アイスクリーム男、しらばっくれおばさん、嘘つき看護師)が出てくるんだけど、なんかそんなにお咎めなしでサラッと終わっちゃってびっくり!
もっと、こてんぱんにやっちゃって欲しかった〜
面白かったんだけど、個人的にはちょこちょこツッコミどころのある作品でした


このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年02月22日

02月-20。3.5点。
腎臓を患い、入院する妹。主人公は高校生。母親が病室内の点滴にインスリンを混ぜ、二人を殺害し妹にも被害を及ぼす。
逮捕された母親は、自白してしまう。その後否認に転じ、裁判に。。。

題名「霧をはらう」が読み進めると理解できていく。筆力ある著者だけに上手い。
弁護士がいい味を出...続きを読むし、真相もヒネリがあって面白かった。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年02月14日

姉妹やお母さんの未来良かったねより、性根の腐った人たち、お咎めなしですか?の感想が先にきた。
嘘つきも意地悪も横柄も何の正義かわからん老弁護士もひどい。
けどお母さん、私はあなたとは仲良くなれないな。距離おこうにもつめてくるぽいから即別室に移動する。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2022年01月19日

小児病棟で起きた点滴死傷事件。
二つの幼い命が奪われた。
逮捕されたのは、助かった女児の母親。
弁護士の伊豆原は彼女の無罪を信じ弁護にあたる。

母親は犯行に及んだのだろうか。
そうだとしたら、動機は?
もし、無罪だとしたら
真犯人は他にいることになる。
意外な終わり方だったが、おもしろく読めたので...続きを読むすっきりした気分。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年11月21日

少し前に読んだ『二人の嘘』に続いて連投の裁判ものだが、こちらは正統派のストーリーと言えよう。ドラマを見ているようで(ドラマなんかここ何十年みていないがw)なかなか煮え切らない被告の長女の態度にもやもやしながら、弁護士団の中でも不穏な動きを垣間見るので何かあるなぁと読む進めていくとページ数が残り少ない...続きを読むのにえ、このままじゃ足りない、また強引なオチか?と心配するもなかなかうまい流れで綺麗に収めてくれた。ページ数はたっぷりあったがあっという間に読み終えた。裁判員裁判を扱いながらまったく裁判員を登場させない潔さが変にだらだらしないのでいい。
タイトルがそのまんまでひねりがないのでそこが星3。

このレビューは参考になりましたか?

「小説」ランキング