【感想・ネタバレ】「とらわれ」「適応障害」から自由になる本のレビュー

あらすじ

今の時代、誰もが「適応障害」予備軍!

精神科医として日々、診療を続けている中で、「近年、もっとも身近でもっとも手ごわい心理現象と感じているものは、とらわれだ」と著者はいいます。「またミスをしたらどうしよう」「いつも頭から離れないことがある」など、いつ何が起きるかわからない不安、不透明さが持続的な緊張感をもたらし、意識を心の内側に向かわせます。そして、仕事や家庭のよくあるストレスにとらわれるようになり、適応障害を発症。適応障害は、活動を休止した深田恭子さんや皇太子妃時代の雅子さまの例などで知られる症状です。

著者は企業などでメンタルヘルスの相談を続けてきて、「上司に叱責されて出社がつらい」など誰もが発症する可能性がある身近な疾患(適応障害)として対処する必要があると本書を執筆。本書は「とらわれ」という心のメカニズムを知り、とらわれから抜け出るための信頼できる手引書です。

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Posted by ブクログ

この本を必要としている人が、この本を手に取ることはほとんどないんだろうなぁ、という印象の本です。適応障害は誤解を恐れずに言えばうつの手前で、まだなんとかできる段階。(人によっては心療内科等のサポートがあるとなおよい)
ただ、はためから(当事者であったとしても?)理解を示すことはなかなか難しそうな印象です。
逆に、組織人が自組織の人を管理する上でこのような事を知っておくと、早めに対処ができて良いように感じました。
そういう意味で良い本だとは思うんですが、「読むべき人が読むだろうか?」という懸念から☆3にしています。

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2022年01月19日

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