【感想・ネタバレ】北前船が運んだ民謡文化のレビュー

あらすじ

港々をつないで広まった日本の民謡のルーツを探る──。江戸時代から明治時代にかけて日本の海運を担い、交易によって繁栄をもたらした北前船。北海道から日本海沿岸各地に寄港しつつ、瀬戸内海から大坂に至る航路上には、さまざまな文化と芸能が花開いた。各寄港地でうたい継がれている唄々の誕生の背景を、詳細な資料と長年の現地調査をもとに、港町を旅する感覚でまとめた一書(著者は、東京国立文化財研究所芸能部長、実践女子大学教授、日本民謡協会理事長などを歴任。広く国内外の伝統芸能の調査研究に従事し、特に伝承学的立場から民俗芸能の研究に努めた)。月刊『第三文明』好評連載の書籍化。

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Posted by ブクログ

主要な北前船寄港地に伝わる民謡を紹介する一冊。
必ずしも北前船や港に関わるものではないが、各地の港の概要や祭礼とともに民謡を取りあげていて、インデックスとして参考になる。
ざっと眺めた限り、今に伝わっているのは近代以降の、比較的新しい時代のものだろうか。その民謡の作られた経緯や推定時期、地域間の繋がりや伝播の様子などもわかれば、なお面白かったと思う。

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2025年03月29日

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