あらすじ
世界の名画の「秘密」を名画自身が語りだしたら……!?《モナ・リザ》(ダ・ヴィンチ)「え? 私の手が異常に大きいって? ずいぶん失礼ね。これにはちゃんと理由があってね……」《ダビデ》(ミケランジェロ)「ゴリアテ(敵軍の巨人)と戦った時ですか?鎧は借りませんでした。この格好が楽なので……」作品たちの楽しい「おしゃべり」に耳をすませると意外と知らない「ウラ話」が聞こえてくる!▽《ミロのヴィーナス》の失われた腕は……▽「マネ」と「モネ」、その区別は?▽ピカソが「わけのわからない絵」を描くのはなぜ?▽伊藤若冲が編み出した「スゴイ技法」▽《裸のマハ》、彼女の名前は「マハ」じゃない!?レンブラント、鳥獣人物戯画、ゴッホ、ドラクロワ、風神雷神図屏風、ロダン、三日月宗近…この一冊で、絵を観るのも美術展も100倍楽しめる!
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Posted by ブクログ
美術品自身が、作品や作者について語るという設定で、気軽に読むことができました。
これまでは、何が描いてあるのか、何を表しているのかに注目しがちでしたが
色彩や筆遣いなどにも目を向けるとより一層楽しむことができるんだなと気づきました。
西洋の作品でも、意外と本物が日本にあると知れたので、ぜひ、見に行ってみたいです。
Posted by ブクログ
名画や有名な彫刻が話しかけてくるような文章になっていて、背景が頭に入ってきやすかった。
豆知識もとても興味深いものばかりで、是非本物をこの目で見てみたくなった。
Posted by ブクログ
新しい美術の教科書、爆誕!
1枚の絵画が喋り出して裏話をしてくれる…、
もし、学生時代の美術の時間にこの本が紹介されていたらもっと絵画に親しめていたかも…と思わせる1冊。
見たことある絵画の裏話や「それって、言われてみればなんで…?」っていう所にツッコミを入れてくれるのは痛快の一言!絵画たちの語り口調も、元ネタ(?)がチラホラあってそこも面白さの要素の1つでした。
個人的には、「ぶらんこ」や「牛乳を注ぐ女」の話が面白かった。
美術館に訪れる際にはぜひ、ガイドブックにしたい1冊。
Posted by ブクログ
アートテラーのとに~が名画のなかの人物やものたちに語らせながら紹介していくもの。絵だけじゃなくて陶器とか「太陽の塔」なんかも出てくる。
名品が語るという趣向はおもしろいけど、ちょっとこなれていない感じ。これ、話しているのを見聞きするともーっとおもしろいだろうけど、書いてあるのを読むことで消化不良感が出てきてしまう気がする。惜しい。