あらすじ
自分に嘘をつかない、
無理はしない。
だから、可能性が広がっていく。
マイクロソフトを卒業して、
自分らしく生きる僕が大事にしていること
本当はやりたくないし、やる必要もないのに、
自分自身がそれに気づかず、
「せっかく○○したから」
「これまで○○してきたから」
という理由だけで続けていること。
それが、人生の「埋没(サンク)コスト」です。
無意識のうちに人生の重荷となっている
「埋没コスト」に目を向けて、
「やめる」という選択肢を持つ――。
この本で伝えたいのは、そんなシンプルな考え方です。
・仕事 =会議は「貢献」できるものだけに
・人間関係 =人脈構築より「今の心地よさ」が大事
・モノ・お金=手放しにくいなら「上手にゆずる」
・夢・目標 =逆算思考で自分を追い立てなくていい
やめることは、
新しい自分に出会うこと。
人生は、もっと自由にデザインできる。
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Posted by ブクログ
一言、めちゃくちゃ良い!
being、あり方について語った澤さんの本。
何を信用して生きていくか、自分の軸は何なのか改めて問い直したいとこの本を読んで感じた。
そうした意識がオリジナルの人生を作っていくのだと。
朝渋で澤さんの講演を聞いて感じたのは、辞めるときに大切なのはとにかく解像度を上げること。何がボトルネックなのか。とにかく原因を究明する。
何回も読み直したいフレーズがたくさん詰まった本である。
いくつかピックアップ
自分流を作っていくのがスキルを「センス化」すること。
アップデートではなく、アップグレード。
[以下、余談]
上手く辞めれる人はどんどんステップアップしていけるまさにその通りだなと思った。
これまで生きたきた人生でもせっかくそこまでやってきたのにもったいないと言われることが多かったが、この本をよんで改めて辞めることへの決心を強めることができた。
Posted by ブクログ
無駄なこと、しなくていいことをやめようっていう話よりももっと自己中になっていい、好きなこと、ありたい自分に向かって行動していいんだよって背中を押してくれる一冊。
今の自分に響いたキーワード
・「自分をオープンにできる人」に人は集まる
うまくいかない自分をアウトプット
・コントロールできる、重要なことに集中する
・自分発信のGIVEから始める
・フラットに接する
Posted by ブクログ
◆マイクロソフトテクノロジーセンター長(元)の最新著作
私は著者のファンであり、「おっかけ」である。
北海道で講演があれば、必ず聞きに行く。仕事上でもずいぶん良いインスパイアやヒントをもえらえている。
最新刊が出たので、見つけたその場で購入。
◆自分自身を常に新しくするために
過去にうまくいった思考や方法を繰り返しているウチに、思考パターンがその過去に固定化される。」いつの間にか過去の延長線上でしかものを考えられなくなる。いわゆる思考停止に近い状態になってしまう。
筆者は何よりもこれを恐れる。
変化の激しい、ダイナミックな時代にはこれは致命的。過去の成功体験に捕らわれると、根本的な変化にも自分を変えることが出来なくなってしまう。
新型コロナウイルスは「空間(移動)」という感覚・概念を破壊してしまった。そして、これは不可逆性をともない、「元には戻らない」。
自らが体験し、自らが判断して「自分をアップデートする」意識を持つ。そういう心をもたないと、自分が過去(の成功)に固定されてしまう。
「自分の人生が豊かになるかどうか」「好きかどうか」を判断基準にして「やめる」「捨てる」「譲り渡す」という思考形態が要。
自分がアップデートしていゆく感覚を捕まえるには、「自分が外からどう見えるか」を捉える視点が必要。と言うことだ。
スキルもアップデートさせる。自分の属性となっているスキルも、テクノロジーが進化すると普遍化しコアコンピタンスたり得なくなる。「古いやり方」に固執してはならない。
スキルもアップデートしセンス化することでコモディティ(陳腐化/没個性化)する。
さらにこれ「センス化しアップデートする自分のスキル(コアコンピタンス)」も、一つではなく複数持つための努力もしなくてはいけない。
好意の「返報性」をよく理解し、Give & TakeのGiveをまず行う。
与えることをコツコツ積み重ねることで、それが自分に少しずつ返ってくる。
これは桃組・桃知さんの理論では「贈与の理論」とも言われるところで、昔から時間をかけて研究してきたところ。
◆
非常に読みやすく、傍らに澤氏がいてそっと語りかけてくれるような文体は見事。
一冊の本を読み切るのに一日かからなかったのは久しぶりだ。
いつまでも現役でいるために,自分をサビさせないために、「好きなことしかやらない」、そして、「過去の自分の成功体験」を捨てる。
ここ難しそうだがやってみようと思う。
良著である。おすすめ。