【感想・ネタバレ】西の果てのミミックのレビュー

あらすじ

【電子書籍特典付き/電子書籍には書き下ろしショートショートを収録】

ミュージシャンとして活躍する渡會将士(わたらい・まさし)氏の初となる小説作品。
主人公が訪れた長崎県で、奇妙な女性と出会い、不思議な出来事に遭遇するエンターテインメント小説。
ある夜「僕」は長崎港でずぶ濡れの女と出会う。
女は美しく、その瞳は井戸の底のように暗かった。
和、中華、オランダの文化が入り乱れる長崎を舞台に、オールドムービー、歴史、オカルト、グルメがちゃんぽんになって、
物語は奇妙なキメラへと姿を変えてゆく。
200曲以上の詞を世に送り出してきたミュージシャンの鮮烈作家デビュー作!!

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Posted by ブクログ

読書終了日:2022年11月8日

所感
ゴーストライターが隠れキリシタンと出会うことで、自分を偽る選択をし続けた過去を精算出来た。金歯の親父は、マキの罪悪感。
チリは、マキが取り戻したい自分の道標。
宗家さんやマダムは、ポジティブな感情。
長崎の登場人物は全てマキの空想。
トルコライス的情報過多は、マキの頭の中の状態。
マキでありチリであるものは、風のようにライトに行こうと言った。
長崎行ってみたい。

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2022年11月08日

Posted by ブクログ

表紙が気になって手に取った(作者のことはよく知らない)が、面白かった。色々と地域の風習や伝承のような要素が散りばめられており、一度読んだ後も調べながら再読すると発見することがある。長崎に行きたくなる本である(怪奇には巻き込まれたくないけど)。

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2021年11月28日

Posted by ブクログ

まず長崎という舞台設定がいい。処女作とは思えない。もっと長編でもいけるんじゃないか。

FoZZtoneのときから小説的な詞を書くなあと思っていた。こういう才能を埋もれさせてはいかん。

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2021年11月18日

Posted by ブクログ

(帯より)和、中華、オランダの文化が入り乱れる長崎を舞台に、オールドムービー、歴史、オカルト、グルメがちゃんぽんになって、物語は奇妙なキメラへと姿を変えてゆく。

渡會さんの歌であったり、昔の文章とかを彷彿とさせる作品で、こうして形になって良かったなあと思う。私は元々渡會文体が好きだったので、本書も好きです。

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2021年10月12日

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