【感想・ネタバレ】Dr.Fの格闘技医学[第2版]のレビュー

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ネタバレ

・学校でも公共の場でも、大声を出す機会が失われている現代の子供にとって、
道場やジムで大きな声を出すことは、強く逞しく成長するための第一歩だ。
・強い力を出す時は、息を吐きながら、お腹を引っ込めつつ行うべし。
「呼吸→腹横筋の収縮→腰椎の安定化→筋力発揮」である。
・下半身にダメージを負っている時や、リハビリ中などは、無理に走ると、怪我が悪化し、かえって弱くなってしまう。
そういう時は、水中ウォーキングや水泳をするといい。スタミナが付き、怪我の悪化の予防になる。
・脳は、新しい刺激と共に発達していく。脳と身体が相互に作用しあいながら成長していく。
・強くなるとは、「できない」に向かって、自分の限界を突破する作業。「動かない」には意味があるが、「動けない」では勝てない。
・言語化できない学習(運動学習など)は「失敗ありき」で作られる。
・練習の目的とは、運動の自動化が起きるような「運動モデル」の構築にある。
・不安と感謝の気持ちを同時に感じることはできない。脳の活性化部位がそれぞれ違うから。
アスリートやアーティストが、「感謝の気持ち」を言葉にするのは、
「人間の脳は不安と感謝を同時に感じることはできない」ことを経験的に理解しているからだろう。
・身体で掴んだ感覚は大切だが、人間の身体は加齢やダメージも含めて変化していくため、
いつまでも「あの時の感覚のまま」ではいられない。
折りに触れ、自分の作ってきた動きや技術自体も見直す必要がある。
「技術や戦術を可能な限り言語化する」習慣は、それらを再編成したり、リニューアルする際に大いに役立つことだろう。
・睡眠を犠牲にしていいことなど一つもない。
・圧倒的な練習量、過剰な負荷、偏った動きを続けていくと、身体は間違いなく「早く壊れる方向」に行く。
新車を買って何万キロも走れば古くなる。PCも使えば使うほど、故障の危険性が上がってしまう。
人間の身体も例外ではない。全ての部位に再生能力がある訳ではないし、壊れたらそのままの部位や組織もたくさんある。
「人の身体は消耗品である」ことは決して忘れてはならない。弱くなってしまわないためにもだ。

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2022年10月08日

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