【感想・ネタバレ】大人も知らない? ふしぎ現象事典のレビュー

あらすじ

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「勉強しなさい」と言われると勉強したくなくなる現象には名前があったんです!
あなたも――
・テストの前の日になると部屋の掃除がしたくなる。
・同じアニメが好きな人とは、すぐに仲良くなれる。
・「期間限定」と書いてあるお菓子をつい買っちゃう。
・お手伝いでもらったお金は大事にするけど、お年玉でもらったお金はすぐ使っちゃう。
・かき氷を一気に食べると頭がキーンとなる。
そんな現象を体験したことはありませんか?
大人でも理由を答えられないような「ふしぎ現象」の名前と由来を、子どもに楽しく伝える雑学本! 大人も子どもと一緒に面白く読める一冊です!

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Posted by ブクログ

小学校中学年の娘が学校からかりてきて「読みたかったら読んでもいいよ(と言うときは『読みなさい』という意味)」と言ってくれたので読みました★小学生が読むには難しい言葉や概念が多い印象でしたが、きっと大人が「こどもには難しい」と思っていることもこどもたちは理解、吸収するんだろうなぁ、もっとこどもの力を信じようと思いました。

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2024年11月23日

Posted by ブクログ

オススメは小四から!
学校や家庭で起こるふしぎ現象が書かれています。
「わかる!よくあるよね!」
と共感できる現象がたくさん書かれていて、他にはどんな現象があるんだろう?とどんどん読み進めていけます。
その現象には名前が付いていて、それぞれ解説があります。
一つの現象が見開き1ページに書いてあり、短時間でもサクッと読めるので、朝読書にもオススメです!

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2023年10月12日

Posted by ブクログ

「これめっちゃ経験したわ!こんな名前が付いてたのか!」
読み進めながら、共感と驚きと、人に伝えたくなるような雑学ばかりでした。
ブーメラン効果はめちゃ経験あり…そして対策が言われる前に勉強するしかない、とは…
他にもイヤーワーム、アイスクリーム頭痛や
遠慮の塊、など。面白い雑学的情報もたくさん。
供に読ませてあげたい。
「これ、セルフハンディキャップだね」とか言って笑い合いたい。
おすすめの本です。

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2023年06月25日

Posted by ブクログ

日常生活で誰しもが体験する〝あの現象〟について学べる事典。
現象の名前ってかっこよくて大好きなので、私にとっては「待ってました!」という目から鱗の一冊でした。覚えたいなぁ。子育てにも有用そう。

大人になった今でこそ、誰にでも起こり得る現象なんだってわかるけれど、子どものときはとにかく不思議だよね。
シミュラクラ現象は本谷有希子さんの小説で初めて名前があるって知って嬉しかった。
自分だけじゃないんだ!って知ったときの驚きと安堵、あれってすごく貴重な気づきだったと思う。それだけで世界が開けたのを憶えている。
不思議な体験がとうに解明されて名前までついていると知ったときの、あのカタルシスめいた高揚にも名前があるような気がする。

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2022年10月03日

Posted by ブクログ

例えば、天井のシミがなんとなく人の顔に見えて
しまう。

これを「シミュラクラ効果」と言うそうです。
他にも、「これは皆が持っています」と言われる
と欲しくなるのを「バンドワゴン効果」と言いま
す。

などのようになんとなく「それはあるなあ」とい
う現象を経験したことがある人は多いと思います。

れらには全て名称がつけられています。心理学
者は、それらの現象を真面目に研究して、世に発
表しているのです。

それらをまとめたのが本書です。

誰かに「ねえねえ知ってる?」と話したくなる一
冊です。

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2022年05月27日

Posted by ブクログ

あるある!って現象一つ一つに名前があって、それにたいするヨシタケさんのイラストが絶妙にマッチしていて面白かった!
でもこの名前読み終わったら忘れちゃう

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2022年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

イラストに惹かれて。ちゃんと名前があってびっくり!がたくさん。青い字で赤と書かれてパンクするストループ効果とか、心理会計とか、一冊分。ぜーったい覚えない自信あるなあ。楽しかった。

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2022年04月05日

Posted by ブクログ

ヨシタケシンスケさんの本で、
子ども用に買ったけれど、
むしろ「大人こそ読むべき!ふしぎ現象事典」だと思った。

小学生以下だとどうだろう、ちょっと難しいのかも。
なぜならこれは心理学用語の解説の本だと言っていいからだ。

大人だと、この本に載っている「ブーメラン効果」や「ピグマリオン効果」「ゲシュタルト崩壊」など、名前は知らないけど感じたことはある、ということが山盛り。

逆に子どもたちはここに載っていることを経験したことがないからあまり響かないかも。

ちょっと心理学用語を使ってみたい大人たちー!早く読むんだー!!

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2022年03月26日

Posted by ブクログ

ヨシタケシンスケさん、イラストの本。よくある現象なんだけど、これはなんという現象?というもの達を集めたもの。
天井の木目が人の顔に見える、とか、温めた牛乳に膜が張るとか…
これらの現象には名前がある。解説されているイラストも、ほのぼのして、とぼけていて、楽しい。

青木まりこ現象、イヤーワーム、ジャネーの法則が個人的には面白かった。つくづく人は物事に名前を付けたがるものだと思った。

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2021年11月29日

Posted by ブクログ

眠くてうとうとしてたら突然ビクッとなる現象や肘をうったらビリビリするという現象などの名前や原理がおもしろく書いてます。
なるほどなー へーっと興味深く読めます。そういう名前がついてるんだーと楽しく読み進めますが、名前はすぐ忘れてしまいます これはどういう現象?笑

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2025年05月14日

Posted by ブクログ

確かに知らない!
そして明日には忘れている気がする!
でもプラシーボ効果とかシバリングとかよく聞くやつもあったりして、また後日読めば覚えられる言葉も増えるかなー。

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2024年12月03日

Posted by ブクログ

児童書という扱いですが、大人でも楽しめました。そのタイトルの通り、大人でも知らない知識がたくさんありました。早押しクイズの対策にもGoodです。

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2024年10月30日

Posted by ブクログ

子どもも読める大人の雑学本といったところか。完全なライトな読者向けの作り。ふしぎ現象とのタイトルで、科学系かと思いきや、心理学の用語が多い印象。専門的な深い学びを期待していないので、1時間程度でサクッと読むのにはちょうど良かった。

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2024年07月31日

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「見ちゃダメ!」と言われると余計に見たくなる…【カリギュラ効果】

勉強する気になった時に「勉強しなさい」と言われ、やる気がなくなった…【ブーメラン効果】

同じ漢字を書き続けてたら正しい漢字の形がわからなくなった…【ゲシュタルト崩壊】

テストの前の日になると部屋の掃除がしたくなる…【セルフ・ハンディキャッピング】

などなど、そんな現象に名前があったとは!と思うものもあれば、名前は知ってたけど、どんな現象か知らなかった!というものも。

ヨシタケシンスケさんのイラストで、わかりやすくそしておもしろく解説されてます。覚えておいて使いたい!けど、カタカナ語が覚えられそうもないものばかり。続編も出ているようなので、ぜひそちらも読みたい。

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2024年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「カリギュラ効果」や「ゲシュタルト崩壊」など、様々な心の働きや現象についてまとめた、こども向けの事典。
タイトルの「大人も知らない?」というところに惹かれたのか、小3の娘が本書を用いてクイズを出してくれた。読むのももちろんだけど、解くにも楽しい。
ヨシタケシンスケの絵も可愛かった。

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2023年10月30日

Posted by ブクログ

息抜きにぴったり。事典という程に網羅性がある訳ではなく、内容も掘り下げられている訳ではないけれど、豆知識ぐらいの感覚で1、2時間程度で読めてしまうのが良かった。

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2023年10月09日

Posted by ブクログ

知っている現象も名前がついていると。それだけなら⭐2個。
で、ものによったらその原因が書いてあるので、これで⭐3個。
ヨシダシンノスケさんのイラストが飛びきり可愛くて⭐4個。

好きな人と仲良くなりたい場合、アロンソンの不貞の法則と好意の返報性を利用したり、類似性効果やゲインロス効果も役立つようです

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2022年09月18日

Posted by ブクログ

覚えておきたい現象の名称がたくさん出てくる。
行動経済学でよくいわれる現象が多く収録されている。
名称は知らないが、現象としてよくあることだと知っているもの、名称も聞いたことあるもの、の他に、全く知らなかったものもあって楽しい読み物。

以下二つ、全く知らなかったもの。

「アロンソンの不貞の法則」名称もすごい。確かに、なんで薄い関係性の人の言葉の方が重宝がられるのかなと思ったことある(笑)普遍性のある心理だと知って安心。
「エメットの法則」、知っていたら先延ばしにしなかったのにな。

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2022年04月03日

Posted by ブクログ

すべてにヨシタケさんのイラストがあれば☆☆☆☆☆なんだけどなぁ~01カリギュラ効果(見ちゃダメ!と言われると余計見たくなる)02アンダーマイニング効果(早起きしたら,お父さんがおこづかいをくれたのに,その1回だけだったから早起きもどうでもよくなった)03TOT現象(テストで,いつもは書けてた漢字をうっかり忘れちゃうことがある)04ラバーペンシルイリュージョン(ペンの端を持って振るとペンがふにゃふにゃに見える)05天使が通る(教室がガヤガヤしてたのに一瞬,誰もしゃべらずにシーンとなった)06燃え尽き症候群(運動会が終わったら何もする気がしなくなっちゃった)07ブーメラン効果(勉強する気になった時に,親から勉強しなさいと言われ,やる気がなくなった)08ゲシュタルト崩壊(同じ漢字を書き続けてたら途中から漢字の正しい形が分からなくなった)09観察者効果(いつもはおとなしい子が,授業参観だと積極的に手をあげる)10ピグマリオン効果(先生にキミは,勉強できるようになるよ!と言われたら成績が上がった)11心理的安全性(シーンとしていた学級会で友達が急にギャグを言ったら,みんなが話し始めた)12セルフハンディキャッピング(テストの前の日になると部屋の掃除がしたくなる)13確証バイアス(嫌いな人の嫌なところばかりが目に付いちゃう)14カタルシス効果(嫌なことがあった時,それを友達に話すと気分がスッキリした)15遠慮のかたまり(友達の家でクッキーがでたけど,最後の一つに誰も手を出さなくて残っちゃった)16フォールス・コンセンサス効果(大好きなYouTuber,仲良しの友だちも当然好きかと思っていたら,そうじゃなかった)17アロンソンの不貞の法則(幼稚園からの友だちよりも,最近できた友だちにほめられた方がうれしい)18類似性効果(同じアニメが好きな人とは,すぐに仲良くなれる)19好意の返報性(別に興味がなかった人に,何度も好きと言われてだんだん好きになった)20ゲインロス効果(いつもは怖い先生が,優しい顔で子犬と散歩しているのを見かけてキュンとなった)21安心毛布(小さな頃から大切にしているぬいぐるみを持っていると落ち着く)22バーナム効果(星座占いで,間違って別の星座の所を読んだのに,当たっている気がした)23ファントム・バイブレーション・シンドローム(ケータイが着信してブルブルしてると思ったら気のせいだった)24シンクロニシティ(会いたいと思ってた友だちと,約束もしてないのに駅で会った)25ナチュラルハイ(大みそかに夜ふかししても眠くならず,かえって元気になってきた)26アンダードッグ効果(野球の試合を見てると,負けてる方を応援したくなる)27権威主義的パーソナリティ(先生やテレビに出ている有名人が話していることは,正しいと思っちゃう)28フレーメン反応(うちの猫が,くつ下のにおいを嗅いだ後に変な顔をしていた…)29エメットの法則(あとでやろうと思っていた部屋の片付けだけど時間がたって面倒になった)30シミュラクラ現象(おばあちゃんの家で和室の天井の木目が人の顔に見えて怖い)31ジャネーの法則(久し振りに親戚の大人に会うと,みんながあっという間の1年だったという)32火事場の馬鹿力(走るのが苦手なお姉ちゃんがゴキブリを見つけた時は素早く逃げる)33希少性の原理(期間限定と書いてあるお菓子をつい買っちゃう)34エスカレーター効果(止まっているエスカレーターを歩く時,変な感じがする)35バンドワゴン効果(みんなが持っているゲームは,自分も欲しくなる)36イヤーワーム(音楽のある部分だけが頭の中でぐるぐる再生されて止まらない)37青木まりこ現象(本屋にいるとなぜかトイレに行きたくなっちゃう)38カクテルパーティー効果(迷子になりかけた時,周りは騒がしいのに親から呼ばれた自分の声が聞こえた)39陸酔い(船を下りたあともしばらく船にのっているようにゆらゆらしている)40連続回避本能(向こうから来た人を避けるのに何度もぶつかりそうになる)41ウインターノーズ(冬になると,飼っている犬の鼻の色が薄くなっちゃう)42シバリング(寒い日のプールは,歯がガタガタしてしまう)43チンダル現象(キャンプに行った時,森で木のすき間から光がさし込んで,光の筋が見えた)44決定麻痺(トレーディングカードを買いに行ったけど,種類がありすぎて,結局,買わずに帰っちゃった)45道化恐怖症(遊園地やショッピングモールにいるピエロがなんだか怖い)46心理会計(お手伝いでもらったお金は大事にするけど,お年玉でもらったお金はすぐ使っちゃう)47プラシーボ効果(かぜをひいた時に野菜ジュースを飲むと治るような気がする)48遠筋繊維が多い(短距離走は速いのに持久走だと遅くなる)49ダンス細胞の音(眠れない夜,部屋でシーンという音が聞こえる…)50ストループ効果(赤いペンで青と書いてると,実際い何色で書いているのか一瞬でわからない)51アイスクリーム頭痛(かき氷を一気に食べると頭がキーンとなる)52ピントプリーズ現象(ゲーム機の画面を見たあとに遠くを見ると,よく見えないことがある)53ファニーボーン(肘を棚にぶつけた時にビリビリする)54スリープスターツ(ジャーキングとも)(眠くてうとうとしていると,突然ビクッと体が動いて目が覚めてしまう)55ガルバニー電流(アルミホイルをかんだら歯がキーンとなった)56レーザルサイクル(左の鼻づまりが治ったら右の鼻づまりが始まった)~朝日の書評で取り上げられていて,調べたら車で10分の福祉センターに1冊あることが判明。借りに行って読み終えました。大人が読んでも面白いんだけどなぁ。表紙のイラストは・ダンス細胞の音・カリギュラ効果・セルフ・ハンディキャッピング・希少性の原理・青木まりこ現象・道化恐怖症・遠慮のかたまり・アロンソンの不貞の原理・エメットの法則・ジャネーの法則。紹介だけされているのは・ゴーレム効果・偏阪神愚行か・クロノスタシス・リンゲルマン効果・ラムス電源賞・眼前暗黒感・フォアラー効果・判官贔屓・ハロー効果・ゆでガエル現象・地震酔い・エンメルトの法則・ウォーターハンマー現象・逆ストループ効果

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2022年03月26日

Posted by ブクログ

56個もの不思議現象を解説。
ヨシタケシンスケ氏のほのぼのとした絵がいい。
〇〇効果の説明をしているが、中身は見開き2頁でカラーイラストいっぱい。
楽しみながら心理学用語などが解説される。

確証バイアスのように、普段から聞く言葉もある。(考える癖のこと)
ラムスデン現象は、ホットミルクのあれ、あれ、あれ…?言いかけて忘れちゃったよ(TOT現象)
ナチュラルハイは和製英語だってさ!
かと思えば社会学で出てきたアンダードッグ効果、権威主義的パーソナリティとか…。
これ、公務員試験に出ますから!絶対!
ほら、あっちにもこっちにも人気の問題なんですって!…じゃあ勉強しておこうかな(バンドワゴン効果)

子供でもわかりやすく、大人も楽しい。
興味の先を広げられそうな本だ。

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2022年03月20日

Posted by ブクログ

クイズの出し合いっこをするように子どもと読むと、「あるある〜!」と笑い合えて楽しいです。
ヨシタケシンスケさんのイラストの逆に笑えない感じもいいです。

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2022年02月25日

Posted by ブクログ

大人が読んでも面白い児童書。こんなことあったな〜と懐かしくなったり、こんな現象にまで名前があるのか!と驚いたり。読んだら人に話したくなること間違いなし!

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2022年01月30日

Posted by ブクログ

めっちゃ面白いしタメになる!そういう名前なんだー!そういうのある!と興奮状態で読める雑学。人に話したくなること間違いなし。

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2021年12月14日

Posted by ブクログ

けっこう話題の本らしくヨシタケシンスケさんがイラスト描いていることもあり期待して読んでみたらそれほどでもなかったという印象。
確かに「うんうん、こういうことある」とか「この現象にこんなすてきな名前がついてるんだ」って思ったりはするけどその場限り。名前忘れても全然困らなさそうだし。この現象とこの現象を同じ土俵でとらえるのは何だかなーと思うようなのもあり、ちょっとムリくり感も。続編も出てるらしいけどどうなんだろう。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

ヨシタケシンスケさんのイラストに惹かれて買った。知ってるやつも多かったけど、ここで初めて知ったことも多かった。「ファントム•バイブレーション•シンドローム」とか、日本語もかっこいいけど、日常では「気のせい」でいい気がしたり。
個人的に知ってスッキリしたのは「イヤーワーム」かな。

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2024年04月13日

Posted by ブクログ

「ペンの端を持って振るとペンがふにゃふにゃに見える」現象は「ラバーペンシルイリュージョン」、「いつもは怖い先生が、優しい顔で子犬と散歩しているのを見かけてキュンとなった」は「ゲインロス効果」、「本屋にいるとなぜかトイレに行きたくなっちゃう」は「青木まりこ現象」、「眠くてうとうとしていると、突然ビクッと体が動いて目が覚めてしまう」は「スリープスターツ」など、日々生活していると体験する現象や効果に、どんな名前がついているか、なぜ起こるか、を解説した子供向けの本。ユニークなイラストが特徴的。文字は少なめで、すぐに読める。
 テレビで特集されていたので、つい読んでしまったけど、面白い。あるある、という現象がたくさん載っていて、それを見るのも楽しいが、それに名前がついているのか、というのが驚き。知っていると生活に役立つ話もあったりして、むしろ大人が読んだ方が楽しいかもしれない。おれは教員だから、観察者効果、とかリンゲルマン効果とか、まああるよなあ、と思う。早速、行事の準備があったから、教室で「リンゲルマン効果っていうのがあって…」と言ったら、みんなギクッとして準備を真剣にやり始めたのが面白かった。「ジャネーの法則」のコラムのところで、「体感時間としては100歳の人の人生の真ん中は20歳、80歳の人の人生の真ん中は10歳になるそうです。計算した人も驚いたでしょうね」(p.73)とあったけど、さすがにそれはないんじゃないかなあ…??あとはエスカレーター現象、が本当に不思議。いつも止まってるエスカレーターを登る時は変な感じになるよな、と思って、それを意識していてもやっぱり変な感じになるから不思議。「普通の階段の見た目をエスカレーター風に変えても起きる」(p.81)らしい。書いてある通り、脳の思い込みはしつこい。あとは最近、「向こうから来た人を避けるのに何度もぶつかりそうになる」というのが、本当によくあって、「同じ方向にもう一度避けるのがいい」(p.93)ということだ。できるかなあ。運動神経が悪いおれにはできないような…。あとは「チンダル現象」(p.98)。こういう写真撮るの好きなのだけど、ちゃんと名前があったのね、という。これからは、あ、チンダル現象だ、と言うようにしよう。最後に「肘を棚にぶつけた時に、ビリビリする」のは「ファニーボーン」(p.120)というらしい。昔、「英会話入門」というラジオ講座で、講師の先生が「あのビリビリ来る場所って英語でなんていうんでしょうね」と言ってたのを今でも覚えている。
 というわけで、実は大人向けかもしれない。絵もかわいいし。(24/02/20)

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2024年02月21日

Posted by ブクログ

この世の全ての現象には名前がある。我々は知るべきでしょう。知って自慢すべきでしょう。
でも全部覚えられないので一つだけ…。一番カッコいい<ファントム・バイブレーション・シンドローム>!何かの必殺技みたいですが…。実はこれケータイが着信してブルブルしていると思ったら気のせいだった現象。(≧▽≦)/(ちなみに自分はよく起こります)
* *
ここに載っていないもので知っているものあります。(自慢タイム)例えば、プルースト効果。
匂いを嗅ぐことで、記憶が呼び起こされる現象だそうで、フランスの作家マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』という小説に出てくることから付けられたようです。
青木まりこ現象もそうですが、このように新たな発見があれば自分の名を後世の残すこともできるのです。
我々は発見するべきでしょう。発見して名前を付けてもらうべきでしょう。(…でも誰に?)

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2023年04月08日

Posted by ブクログ

「カリギュラ効果」や「燃え尽き症候群」などは知ってたけど、テストの前日になると部屋の掃除がしたくなる「セルフ・ハンディキャッピング」、立ちくらみなどで目の前が真っ暗になる種類のめまいは「眼前暗黒感」、赤いペンで(青)と書いてあると実際に何色で書いているのか一瞬わからない「ストループ効果」など、いろんな現象に名前がついてるんですね。多くある中のいくつかしか記憶には残らないだろうけど、読んでて面白かったです。

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2023年03月12日

Posted by ブクログ

イラストはヨシタケさんなので読んでみた
あの現象、名前があったのか…っていう結構数十分で読めちゃうさらりとした読み物。
ヨシタケさんの絵がいい味出してる←フォールスコンセンサス効果

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2023年01月20日

Posted by ブクログ

大人にもとってもためになる、楽しい辞典です。

ヨシタケシンスケさんの絵が、シュールに効いています。

こんなテイストの辞典、シリーズ化して欲しいですね。

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2022年05月09日

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