【感想・ネタバレ】ブッダが見つけた四つの真実のレビュー

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Posted by ブクログ

仏教の本質とは?シンプルでありながら、説明するのが難しい基本の概念「四法印」を、日常的な言葉で、たとえ話を交えつつ、わかりやすく解説する書籍。

ブッダは、天上の存在ではない。ゴータマ・シッダールタという名の普通の人間として、次の4つの真実=「四法印」を語った。仏教徒とは、これらを受け入れた者のことをいう。
①組み合わせによって成り立つすべてのものは無常である
万物は組み合わせで成り立っており、相互に依存し、変化する。そして、無常は死ではなく、変化である。万物が無常であることを覚えていれば、憶測や信念、価値観にとらわれにくくなり、希望や絶望に振り回されない。

②すべての感情は苦しみである
感情には必ず判断の要素がある。従って、すべての感情は一種の偏見であり、誤解に基づくものである。誤解は自己への執着から生まれるが、自己もまた1つの誤解であり、究極的には存在しない。それに気づかず自己に執着するという無知こそが、苦しみと痛みを生む。

③すべてのものは本質的には存在しない
私たちが存在すると確信しているものはすべて、本質的には空(クウ)である。私たちの日々の体験は、不確実さや不安であふれているが、そうした苦しみは思い込みから生まれた幻であり、実際には存在しない。

④涅槃とは概念を超越したものである
シッダールタが自己への執着に打ち勝ち、到達した境地は「涅槃」と呼ばれている。涅槃とは、思い込みからの解放を意味し、幸福や不幸といった二元的な概念のすべてを超越したものである。

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2023年04月26日

Posted by ブクログ

「四つの真実」という名前から、ワールポラ・ラーフラの本で説明しているFour-Noble Truthsと同じだと読む前は勘違いしていました。

仏教用語ではあちらは四聖諦、こちらは四法印という名前だそうです。

四法印の1番目は「組み合わせによって成り立つすべてのものは無常である」
2番目は「すべての感情は苦しみである」
3番目「 すべてのものは本質的に存在しない」
そして4番目が「悟りとは概念を超越したものである」

これが理解できる知恵が得られれば、幸福、不幸の対立を離れた絶対的な心の平穏を得ることができます

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2021年07月25日

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