【感想・ネタバレ】都市の論理 第二部 現代の闘争のレビュー

あらすじ

いま日本を変革していくための実践の書。住宅、公害など今日の都市問題の解決策を示して、都市自治体連合を説く真の予言と警醒の書――深刻な住宅不足、公害問題、環境の破壊、自治体財政の破綻など、切迫した今日の都市問題は、どうしたら解決できるのか? 無用な公社公団を廃せ! 独占資本の軍事政策を阻止せよ。……ひとつひとつ例をあげて論じつつ、真の行政改革は、都市自治体の連合にあることを説く。大いなる予言と警醒の書、第2部。<全2巻>

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

【都市のあるべき姿を論ずる】
第一部である『歴史的条件』と比較すればとても読みやすくなっている。それはその当時の状況に対して何をすべきかを明確に示しているからなのだろう。

とはいえ、著者の書き方は理解には時間がかかり、結局何が言いたいのかしっかり読み込まないと読み取れない。

1970年の問題が現在でも当てはまるというのは、面白いと同時に怖い。それはすならち日本社会が数十年前の問題をそのまま放置、もしくは解決策を講じたが根本的な解決に至ってないということを物語っているからである。

当時の解決策を現在に当てはめるというのも間違っているが、とはいえ学ぶことが多い一冊であると思う。

0
2014年12月04日

「ノンフィクション」ランキング