【感想・ネタバレ】ハイドラ(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

夢中で読み切ってしまった。
主人公の早希はきっと美人で独特な雰囲気がある異端な女性なのに、自信がなくて悲観に美徳を感じてしまうような不安定さがある。イケイケなバンドマンじゃなくて不完全な自分に肯定も否定もしないカメラマンを選ぶ...。1+1=2にならない感性。
バンドマンと結ばれて欲しかったけど分かり合えない溝があるんだろうな。
解説の瀬戸内寂聴さんの重みったらありゃしない。
「ハイドラ」ってなに?

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2024年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もうこの人読むのやめよう、と
前回〃アッシュベイビー〃を読んで思ったのですが
買ったまま長らく放置していたことに気付き、読みました。
やっぱり、読んでいてキリキリしました。

ああ、知っている。うっかり「わかる」って言いたくなるくらい。
この思考、傾き方、歪み加減。最後の選択も。

噛み吐きは、鮮明な描写でぐったり。

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2012年12月11日

Posted by ブクログ

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これはジョイスの『ユリシーズ』じゃないか?

いえ勿論、似てもなければ、書かれた動機もまったく違うのは明らかなのだけれども、同じ不倫もの、「元ザヤ文学」にカテゴライズされ得る小説として、そう考えながら読むと案外楽しい。

主人公「早希」の、メランコリックな人物造形を担う、不穏で気がかりな文章が、癖になる味わい。著者は、実はこの種の文章を書き連ねることが主目的なのではないか?と思わされる加熱具合。ここら辺は好みが分かれそう。

著者の長編作品も読んでみたいと思う。

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2021年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感情移入ができなかったという点では難しい。こういうのが分かる人もいるのか、という感じ。(私が常人であるという前提のもと)常人の捉えられない感性をもつのが作家の仕事だと考えられる。

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2011年03月25日

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