【感想・ネタバレ】ピカドンのレビュー

あらすじ

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50年ぶりに発見された、広島の小学生が書いた15編の作文。
だれも知らなかった、子どもたちの原爆体験記。


●この本について

本書は、2000年に広島県広島市立己斐(こい)小学校内の倉庫から約50年ぶりに発見された作文集「原爆の思い出」をもとに編集したものである。文集は5~6年生の児童が、4~6歳だった被爆当時の思い出を書いた作文からなっている。原本はA4原稿用紙を二つ折りにしたものを厚表紙で製本してあり、表紙には「昭和二十六年十月/原爆の思い出/広島市立己斐小学校」と記されている。本書では、収録されていた34編の作文のうち、作者の了解の得られた15編を収録した。現代の子どもたちにも読みやすいように一部表記はあらため、また、脱字、判読不能の部分は作者の了解を得て補ったうえ、適宜ふりがなをつけた。(編集部)


●解説 子どもたちの原爆 より抜粋

私たちは、いま一度、この手記を書いた子どもの心に立ち戻らなくてはならないのではないでしょうか。もう一度子ども時代にかえって、現在を見つめなおす必要があると思うのです。それも、今すぐに。--那須正幹(児童文学作家)

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Posted by ブクログ

広島市立己斐小学校で、昭和二六年に編纂された「原爆の思い出」の作文集。当時小学五、六年生だった子どもたちの文章が、淡々と、しかし本質を克明に捉えたその純粋なまなざしで、二度と戦争は起こってはいけないと伝えている。時代を越えて守られたこの文集を、私たち子孫がまたその子どもたちに語り継いでいかなければならないと感じます。そして、那須正幹さんの解説が素晴らしい。

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2019年01月06日

Posted by ブクログ

当時4〜6歳ぐらいの子どもたちが、小学生5.6年になって書いた原爆投下の日の作文。子どもが書いた文だから若干読みにくさはあるが、何年経ってもあの日のことを覚えていて、みんなラストには戦争はもう嫌だと書いてある。どれだけ幼くても原爆投下がいかに強烈だったのかが分かる。

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

夢は覚めてすぐ書き留めないと記憶にとどまらない。人類がかつて見たことのなかった悪夢は?非人間的なアクシデントを描くのには、在来の言葉では足りない。記述の必要性はおのずからスタイルを定め、A-bomb投下直後からの「人が作った太陽灼熱」/アメリカ人はDV 男のように「おとなしく言うことを聞けば暴力は振るわなかった」で済まそうとする。石油禁輸、蒋介石援助…外交交渉は取り付くシマもなく、しかも外交暗号を解読していたから「最も有利な条件で」和解することは米国にだけ可能だった。戦争を炊きつけたFDRと従った好戦国民

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2021年04月06日

Posted by ブクログ

広島の中では被害の軽かった地域の、その中でも被害が軽くて、戦後60年近く生き延びた人たちが原爆投下の5年後くらいに書いた作文集。それでも、恐ろしいことだ。

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2018年06月09日

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