【感想・ネタバレ】安保闘争六〇周年◎記念講演会記録 甦る、抵抗の季節のレビュー

あらすじ

2020.6.10 コロナ禍のなか決行された2つの講演と討議。現代史における60年安保闘争の評価とは? 闘争の継承は? 若者とのコミュニケーションは? 単なるメモリアルではない、現在に生きる確かな方法論が浮上する。

保坂正康《60年安保闘争の意味は、現代史の中で、あの戦争のために逝った学徒世代への連帯の挨拶、連帯の声であった。…「壮大なゼロ」ではないんですね。近代史の中に100と言ってもいいほどの刻印を刻んだのです。そのことにまず自信をもつべきだと思います。》
高橋源一郎《人生も残り少なくなってくると知的欲求が高まってくる。…コミュニケーションのとり方は下の世代に尋ねることです。その時に初めて本当のコミュニケーションが生まれるんです。…確かに断絶はある。しかしそれを超えるのは、…「教えて」ということです。》

講演に加え、貴重な写真、現代短歌、資料編として闘争年表、文献、資料とその改題、参加者の詳細なアンケートを収録する。

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Posted by ブクログ

安保闘争というものがどのようなものなのか?のほんの入り口に過ぎないだろうけど、最初に知る一歩としても、とても読んでよかった。保坂さんと、高橋さんの講演内容も当然とても学びとなったが、何より、講演会に参加した方々のアンケート内容がとても、市民の声として胸に響いてきた。

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2024年09月07日

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