あらすじ
覚醒剤や大麻、睡眠薬……ドラッグと女性たちとの多様な関係を取材。トラウマと逸脱、カネとセックス、生きざまと死生観がハードボイルドに描かれる。ルポ文学の金字塔!
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Posted by ブクログ
これはすごいものを読んでしまった。大槻ケンヂのロコ!思うままにとか、ステーシーズとか、10代の頃読みまくったものたちが溢れかえってきた。なんか落ち着いた。
Posted by ブクログ
彼女たちの背景を知ることができた。細かいニュアンスや思いとかを丁寧に書いていて凄い。どの文章も彼女らしい文章になっていて、1人の作家が書いたとは思えない。色んな人が書いた短編小説を読んでいるようだった。
Posted by ブクログ
どれもすり抜けていくように、記憶に残らない。本人にとっては、いつまでも纏わりついて離れないこと。
クスリと縁のない生活をしてきたから。こんなに身近にあるものだって、知らずに生きてこられたから。
遠い話のように感じるのは、彼女達のことが分からないのは、無意識か意識的に遠ざけることを積み重ねて、見て見ぬふりをしてきたからか。
「薬を食う」という表現が言い得て妙。
Posted by ブクログ
“だれかが逮捕されるとあちこちで人がうぬぼれだして、刑事も記者も観客も、あたらしい権利を手にした民衆のように沸きあがる。問う権利、罵る権利、蔑む権利、戒める権利、伝える権利、評する権利、嘘をつく権利、自殺をそそのかす権利。あと人間に足りないのはどんな権利だろう。”(p.9)
“「あなたはどこかでまちがえる。でも、あなたはまちがいじゃない」”(p.160)