あらすじ
『さよならテレビ』『人生フルーツ』『ヤクザと憲法』など、話題作を世に送り続けてきたテレビ界の異才によるドキュメンタリー論。
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Posted by ブクログ
この本はメディアに関心のある方、そして「ものづくり」に携わる方には特におすすめしたい名著です。そして人を大切にしない会社システム、組織の在り方についてもその根源を学べる作品です。また阿武野さんと多くの仕事を共にした樹木希林さんについてもたくさんのことが書かれていて、その巨大な人間的魅力も知ることができます。
私も今「ものづくり」をしています。そんな私にとってメディアという「表現の世界」で真摯に、そしてストイックに「ものづくり」に打ち込んでいる方の声を聴けたのは本当にありがたい体験となりました。
Posted by ブクログ
きっといいことありますよ。僕が持つ本書扉には著者による人生フルーツの名言が書かれている。
この名言に至るまで、著者が歩んできたテレビというメディアの世界に対する問答がうかがえる良き本が本書である。ちなみに人生フルーツを拝聴し著者がトークする姿と発言を聴き、ヘェテレビもまだ捨てたもんじゃねぇや。と思ったのは私だけなのだろうか?テレビとは20年近く疎遠になりNetflixによりディスプレイとしてのテレビが戻ってきた僕にとっては久々のこんにちは
Posted by ブクログ
とにかく面白い。各ドキュメンタリーで扱う対象もさることながら、著者言うところの「ドキュメンタリーの神様」が降りる瞬間がたまらない。ホームレス理事長のその後など、誰が想像できようか。こういう作品を、各局しのぎを削って作ってくれるなら、テレビもまだまだこれからだって言えるんだけどねぇ。
Posted by ブクログ
「歳とって丸くなったんやろな」ってのと「にしても悪口、と言うよりイヤミたらたらやな」ってのが並存。東海テレビのドキュメンタリー映画やと今のところ見たのは「ヤクザと憲法」と「さよならテレビ」くらい、どっちもおもしろかった。
ショックやったのは「事件の涙」の話。たぶん放送見てたけどそんな裏があったとは。この回はともかくシリーズとしては好きやねんけどな…
Posted by ブクログ
著者と同じくテレビ業界の端っこにしがみついている自分。どこかで話題になっていたドキュメンタリー「さよならテレビ」をようやく観た。で、いろいろ「?」となったので、その謎?が解けるかと思い、読んでみた。謎は解けなかったけれど、樹木希林とのエピソードや、ドキュメンタリーの制作現場の話は面白かった。
Posted by ブクログ
“わかる”から“すぐわかる”へ。テレビは数字を追いかけ“わからない”に怯え砂漠化していったということか。
疑い深いのでドキュメンタリーは少しでも嘘っぽく見えると興醒めしてしまうところがある。ワイズマン監督作品は好きだけど。
阿武野さんの作品を観てみたい。
樹木希林さんとのエピソードがとても良い。