あらすじ
同じ塾の男子と、隣の席になったことがきっかけで仲よくなった。でも、そいつは宇宙人かもしれない。偶然、怪しいひとりごとを聞いてしまったんだ。
「〇△☆■▼→〇☆■」
残念だけど、この国では宇宙人を見つけたら通報する決まりだ。俺が通報すると警察がやってきて、あいつにこう呼びかけた。
「お前、“地球人”だな」
その瞬間、あいつの顔は真っ青になった。
…このお話の真実、わかるかな!?
※答えは本の中で確認してね。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大切なものを取り返したければこの町の「いみ怖」を解き明かせ。 そんな内容の挑戦状が送られてきたいみ怖研究部。この町に散らばるいみ怖を解き明かし、無事大切なものを取り返せるのだろうか――。
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久しぶりの意味こわ系ホラーの児童書。今まで何作かいみ怖を読んできたが、おそらくこれが最短の作品集。 30秒後にはゾッとするという事が売りのこちらの本であるが、内容は40話となかなかのボリューム。作者が一人でこの話を考えたのだとしたら、素晴らしいの一言である。
いみ怖の怖い部分はヒトコワだったり、幽霊だったり、SFだったりと様々でいろいろな短くて怖い話が読めて面白かった。 読んでいて意味があんまりぴんと来ず、恐怖が襲ってこなかったとしても、話の次のページで必ず解説されているので、その解説を読み終えた後に読んでみると、意味が分からずもやもやしていた引っかかりが取れてすっきり気分。合間合間でちょっとずつサクサク読めるところもいい。 この本の本当の結末はそう来たか!という感じだった。 そう思うと、カギを握る人物は中々の大胆。将来役者になれるかもしれない?