【感想・ネタバレ】紙の心のレビュー

あらすじ

「はじめまして,だれかさん!」少年はある日,図書館でほこりをかぶる本の間にはさまれていた手紙を見つける.顔も名前も知らないまま文通を重ねるうちに,思いをつのらせるふたり.お互いの日常をつづるなか,ふたりが暮らす「研究所」の不穏な実体が暴かれていくが…….紙のようにもろく燃えやすい心を繊細にえがいた青春書簡小説.

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Posted by ブクログ

本に手紙をはさんで文通ということで、以前に原書で読んだWords in Deep Blue(未訳)というYAを思いだしたけど、それよりもずっと、そういう形でしか手紙をやりとりできないという状況に真実味があってよかった。環境の異常さがちらちらと顔をのぞかせる前半は、文通のなかの「恋のかけひき」みたいな部分がわたしのテイストからすると少し過剰で、気持ちがそがれるところもあったが、さまざまなことが明らかになっていく後半は一気読み。

『わたしを離さないで』を思いだした人も多いようで、それも納得だけれど、比べてどうこうということではなく、これはこれとして面白かった。ネタは案外古風で、むしろ『カッコーの巣の上で』を想起させる? でもYAらしい明るい結末に救いがあってよかった。

それにしてもなあ……親……。こわい。

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2020年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

書簡小説でボーイミーツガールもので表紙がカシワイと来たら好きやろ~!
内容はあっさりしてるけど、続きが気になって一気に読めました。

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2024年02月06日

Posted by ブクログ

ダンとユーナの往復書簡は、10代の真っ直ぐな感じが好感。ルームメートも魅力的で良い。『わたしを離さないで』とか『約束のネバーランド』とかの感じかな。

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2020年10月19日

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