【感想・ネタバレ】17才のキミへ 希望と再生のスクラムのレビュー

あらすじ

伝説のロックバンド頭脳警察のオフィシャルカメラマンを務め、東日本大震災の被災地で撮影した「希望の向日葵」が人々の共感を呼ぶなど、「松葉杖のカメラマン」で知られる筆者が母校・佐野高校のラグビー部時代にスクラム中の事故で頸椎損傷の大けがを負ってからの道のりを振り返ったノンフィクション。過酷なリハビリも持ち前のユーモアで明るく乗り越え、カメラマンとして米国やパレスチナ自治区ガザ、震災被災地などでさまざまな人々と出会い、新たな絆をつくりあげていく。特に「生涯ラガーマン」を自称する筆者がスクラムでのけがのきっかけとなった相手と36年ぶりに再会する場面は実に感動的だ。

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ドラマティック過ぎる

事実は小説よりも奇なり。誰かの意図が含まれるドキュメンタリーと違い、まったくの偶然と宿命を時間が紡いでくれた完全ノンフィクション。作者がちょいちょいダメ人間に陥るのもリアル。それを経て36年ぶりに再開した二人が交わす「お互いしょぼくれた親父になってなくてよかった」というセリフこそ真実。しょぼくれた人間にさえならなければ、想像していなかった未来が突然やってくる。

#笑える #アツい #泣ける

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2021年06月30日

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