【感想・ネタバレ】それでも、海へ 陸前高田に生きるのレビュー

あらすじ

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東日本大震災以降、陸前高田市を中心に被災地を記録し続けているフォトジャーナリストの安田菜津紀さんが手がけた、自身初のノンフィクション写真絵本。津波で一度は海に出るのをやめた漁師が再び海に出るまでの葛藤、そして海の恵みを受けて息を吹き返していく集落の姿を、温かみのある文と写真で丹念に描きだします。対象年齢は高学年以上ですが、子どもにはもちろん、大人にも読んでほしい一冊です。

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Posted by ブクログ

サンデーモーニングのコメンテーターとして出演しているフォトジャーナリストの安田さんが、2016年2月に出版した初めての写真絵本。どんな作品を撮られているのか、観てみたいという思いで手にしました。

安田さんが出会った漁師の菅野修一さん、そして孫のしゅっぺこと修生くんと高田に暮らす人たちの姿がそこにありました。

楽しく誇らしげな顔、心からの寂しさがにじみ出た横顔、再び海に向かう時の凛とした姿、そしていつまでも忘れないという思いを込めた表情などが、自分の中に飛び込んできました。この本を通じて、3・11によって多くの人の命が奪われ街や生活を壊した海に、それでも向き合おうとする人たちの気持ちに少しでも寄り添うことができたかなと思いました。

震災後に岩手沿岸部に入り、陸前高田市も2度訪れた町です。来年2月に、再び訪問しようと思っています。これからも被災地を忘れず、暮らしていきたいと思います。

みなさんにおすすめします。

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2016年12月03日

Posted by ブクログ

2020.04.22


震災であらゆるものを奪われ、流され
それでもあきらめず、平穏だった頃のようには
いかなくとも、日常として海へ出る。
希望が見えてくる

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2020年05月21日

Posted by ブクログ

陸前高田の港町、根岬の漁師のじいちゃんと孫のしゅっぺ。3.11で一度は海を捨てようと思ったじいちゃんを、再び海に向かわせたのは、保存食ばかりの食事に厭きたしゅっぺの一言「じいちゃんの取った白いお魚が食べたい」でした。
じいちゃんをとおして、陸前高田の海に生きる人々の復興への歩みを写真で語る絵本。しゅっぺの陰りのない笑顔が魅力的です。

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2017年12月03日

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