あらすじ
正義感あふれる少女だった幼なじみの親友の、信じられない行動、それが自分のせい? どうしてこんなことになってしまったんだろう。進学と新しい友達、ゆれる女の子の心のドラマを描く。
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Posted by ブクログ
音楽を題材にした小説だと思い手に取ったら…違いました…。友達関係は平行線が理想。五線譜で遊ぶ音符のような。お互いの距離が丁度いいときれいな和音を奏でるけど、距離を間違えると突然不協和音が鳴り響くと。うまい例えです。奏でられる音楽は日々変化し複雑な音色をあげる。自分は対岸から見ているだけでは気づけないこともある。そのことに気づき悩み悲観しているだけだった美優はきちんと行動に移すことを選んだ。前向きな気持ちの変化に幸あれと願う。深く関わり合わないことで自分を守るのも一つのやり方だがそれではつまらないものなぁ…と遠い青春を思い返している。
Posted by ブクログ
中学校で別々の学校にいくことになった2人。そして、あとから中にはいってきた、ちょっと周りが読めないもう一人の友達。昔どおりに正義感が強い、友達思いのワカのままだと思っていた。でも時間が過ぎて、同じ線上を歩いているものだと信じていたのに、まるで五線譜のように、交わることのない線の上を、3人は歩いていることに気づく。そして、想像もしなかった事件が起きる。
仲が良いから、その子のこと知っているような気になっている。その怖さに気づかされる作品だった。
Posted by ブクログ
人との距離の取り方か…。
思春期を過ぎ去った今でも悩むことがありますわ。
特に女子同士は難しい。
余り近寄らないようにしてます。めんどくさい。
Posted by ブクログ
かわいい表紙とはうらはらに結構シビアな内容。
学校生活の内外で起こってくる問題は、リアルで身近に感じられる。
ただ、主人公の言葉遣いや心象を表現するときの単語の選び方が中学生じゃない?この作者は初めて読むが、ひょっとして、こういう表現をする方なのかな?
今時大学生もつかわないんじゃなかろうか、と思ってしまい、入り込んで読んでいても、ふっとさめてしまう。それが残念。