あらすじ
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動物だらけの江戸の町へようこそ!
愛情を注がれる猫や犬、日々の営みを助けた馬や牛など、日々の暮らしをともにした動物から、おめでたい鶴や亀、地震を起こすとされた鯰など、人々の願いや想いが託された動物、さらには舶来の珍獣まで、浮世絵には、さまざまな動物が登場します。
その多彩な表現は、「かわいい!」「おもしろい!」「ちょっとヘン!?」と、見ているだけで楽しいもの。でも、さらにそれらを読み解いていくと、当時の人々の暮らしが動物とともにあり、また、ときに神聖でときに恐ろしい、動物のもつさまざまなイメージもふくめて、人々が動物たちを愛でていたことが見えてきます。
東京・原宿の浮世専門美術館、太田記念美術館が所蔵する約160点の浮世絵で、江戸絵画の動物表現を楽しむとともに、江戸の人々と動物の深い関わり方を伝える1冊です。
※この作品はカラー版です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
動物に注目した浮世絵集。普段浮世絵は背景や表情、着物などを中心に見ていたので、新しい視点で
解説もわかりやすく楽しめました。
コロナが落ち着いたら是非太田記念美術館に行きたいですね。
人と寄り添う絵や動物が主役の絵、動物をファッションに取り入れた絵や擬人化など様々な形で江戸は動物に溢れていたのだなぁと思いました。
Posted by ブクログ
お気に入り作品
◉歌川広景「江戸名所道外尽」壱 日本橋の朝市
犬が魚売りから魚を奪い取るドタバタ劇の様子が微笑ましい。
◉月岡芳年「古今比売鑑」薄雲
月岡芳年の描く猫が1番好き。猫グッズを多数身につけている可愛い絵。
◉月岡芳年「月百姿」むさしのの月
物語の一場面のよう。人間がキツネになってしまい、その姿を憂いていると想像した(杜子春みたいな感じ?)
Posted by ブクログ
浮世絵に描かれる動物がメインの本だが、当時の世相・習俗などもわかっておもしろい。
浮世絵は情報量が多いので、知識があればあるほど楽しく見られる気がする。
(自分は解説を追うので精一杯だけど)
ものによっては絵がすごく小さく、細かいところがわからなかったのが少し残念でした。