あらすじ
在宅医療は自宅で看取るための医療ではない/在宅医療は「より良く生きるため」の手段/初めてでもうまくいく在宅医療の受け方/家族の負担をなるべく軽く/在宅医療の落とし穴は「急変時の対応」――在宅医療に関わる救急医が、込み入った全体像を丁寧に整理・解説。
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Posted by ブクログ
以前から、在宅医療に興味があり、書店で見つけて購入。著者は、在宅医療と救急医療を中心とした地域医療に従事されている医師である。在宅医療が国の推進によって充実する一方で、救急医療が手薄になることを危惧していた。
はじめにを読んだ時点で「ああ、私は在宅医療を何も分かっていない」と思い知った。読んでよかったと思ったしまた読み返したい。
第2章はこれから在宅医療を受ける予定の方やそのご家族に向けて書かれている。
在宅医療は必ずしも看取りを前提としておらず、患者さん一人ひとりの「生きる」を支える医療であること。身近なものになってきた今だからこそ、よりよい人生を生きるための1つの手段であることを覚えておきたい。