【感想・ネタバレ】歌麿 （壱）のレビュー

六田登

忍びの里を抜け出し、逃げてきた子供ウタとタカ。
空腹のあまりにタカは腹痛で苦しんでいる男を殺してしまう。
旅の道中、二人は女郎屋を逃げ出してきた美しい女性、玉に出会う。
江戸についた彼らは長屋の女親方に出会い、ウタはその絵の才能を褒められた。
そしてウタは絵で、タカは極悪人として、玉は女郎として天下をとることを決意したのだった。

[匿名 · ★★★★☆]

舞台は江戸。自由に楽しく暮らすために、忍びの里から逃げ出してきた抜け忍の少年2人。そんな彼らの逃走劇を軸に描かれる青春活劇。
少年のうちの1人が、旅の中で非凡な絵の才能を開花させていくというのが主題のひとつ。
少年達と、道中で出会った女郎の玉との歪な三角関係も、NTR 成分マシマシで、悲劇的な結末を予感させるもので、続きがとても気になる。