あらすじ
ネット上で海外発の情報に接する機会が増えた昨今、英語を読む力の重要性はますます高まっている。本書では、ニュース記事や論文、SNS、小説など、幅広いタイプの英文の読み方を指南。論理的な読み解きのセオリーを解説する。独学者にとって宝の山である各種サイトの活用法や、ネイティブでも間違えやすい表現など、「さらに上」を目指す人へのガイドも満載。巻末に、重要語彙・文法が身につく60の厳選例文を収録。
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Posted by ブクログ
英語について、日本人は読みはできるけど、聞く、話すはできない、ということが世間一般でよく言われています。
これは、筆者に言わせると、「日本人はネイティブススピードの半分以下の速度でなら読めるけど、ネイティブスピードで会話はできない」という当たり前のことだそうです。
なので、まずは、読む速度をもっと早くする必要がありそうです。
インターネットやユーチューブを利用する方法や、ニュース英語、SNSの英語を読む時に役に立つことが書いてあります。
この本を読んだらすぐに英語が読めるようになる、とはいかないですが、少しずつ頑張っていこうと思いました。
Posted by ブクログ
いやね構成も解説もタイムリーな例文も何一つ文句はない。…と思われる。というのは商品説明でもまえがきでも大学受験ぐらいの英語力が必要ということで甘く見ていたわけだ。ほぼ全く歯が立たない。全く歯が立たないということをこちらに認識させる入り口での簡単なテストでしっかり諦めさせるところがとても良心的だ。出直して来いとしっかりと言ってくれる。
確かに語彙力だけあげればなんとかなるというものではない、ということは分かったので、それだけでもありがたいといえばありがたい。のだが。
Twitter やウキペディア、ニューヨークタイムズやワシントンポストなども含めページ翻訳などが優れているので、その活用も含めての指南書はないものだろうか。特に Google 翻訳は時々とんでもない誤訳をかましてくれちゃったりもするのでそのリテラシー能力が欲しい。DeepLの妙にすんなりした訳を信じ切ってしまうのも怖い。
ということはやはり英語の基礎勉強をちゃんとしろって事か…。
Posted by ブクログ
文法・構文は筆者の言う「受験英語」であれば予備校の講師が丁寧に解説してくれるが、それを卒業してしまった社会人の英語独習者は解説を得る機会が全くないことにいつももどかしさを感じていた。
この本は、そんな知識の穴埋めを的確にかつ網羅的に行ってくれる良著だと感じた。
例えば英検1級の解説付問題集をやってても文法・構文を詳しく解説してくれないから「何でこんな語順なの?」「このthatやasは何?」ということがしょっちゅうありいつもモヤモヤしていたが(和訳を読んで意味は理解できても応用できない)、こうして抜け落ちている知識をインプットできたことで読解力・理解力・応用力が一段階上がった気がする。
こういう本もっとないかな〜…
Posted by ブクログ
久しぶりに英語関連の書籍。
文法・構文、単語・イディオム、背景知識の3点セットがまさに語学力です。完全に同意です。
英語ができる=話せるの印象が大きいですが、外国語(特に現代だと英語、中国語)を扱えるメリットは、日本語だけでは手に入らない世界の情報を手に入れるチャンスが広がることだと、まことしやかに世間ではささやかれています。それは、読む・聞く力が重要になることを示唆しています。さらに、この力が向上することで、リスニングとスピーキング力も培われているし、逆にこの力がないと海外旅行レベルのほいほいした語学力止まりなんでしょう。
書籍に触れますと、代表的な体裁の文書に対して、どのように読み解くのか構文解釈が主にですが説明してくれています。てらてら前から後ろに流し読みしてもよく分からないので、立ち止まって解読するのが英語力の底上げには必要なんだなと実感しました。あとは、圧倒的に単語力が少ない。英検準一、一級は一般的なニュースは小説や論文のそこかしこに普通に使われているだと、勉強します。はい。
Posted by ブクログ
とてもコンパクトにまとめられた、”英文解釈”の一歩手前となる入門書。これがこの分量でこの内容で新書で出版されることがすばらしい。「日本人は読みは大丈夫で聴くのとしゃべるのが問題」などという人がよくいるが、そんな人が何かのマニュアルであれウェブの記事であれちょっとした雑誌の記事であれ、何かちゃんと読めているのを見たことがない。小児でない限り、”反射”しなければならない聴きしゃべりより、それなりに考える余裕のある読みをまずちゃんと学習するのが近道なのは自明の理なのでは…。そんな、現代に通用するための英語のいろんな読みの入り口となる本。
Posted by ブクログ
英語が読めるようになりたいと思ったので購入しました。
本書は、まず英文の読解において重要なものは文法と語彙であるということを説得力ある構成で読者に突きつけ、後半においてその実例を紹介しながら実際にそうであるということを説明する構成になっています。ある程度の語彙と文法(解釈)を身に着けていることは前提となっており英文の解説はやや簡素になっています。
種々の文章(あるいはスピーチなどが書き下されたもの)の読解に関し、本書はいわゆる受験英語(高校生が勉強するような英語)から地続きで理解できるということを示しています。各論的知識も取り入れられていますが、基本的には自分でさらなる勉強を進める最初の一歩を踏み出す手助けをしてくれるような本です。その意味ではこの本自体を勉強するというよりは、この本をもとにもっと自分で進むためのガイドです。
気軽に読めそうな新書のわりにかなり前提知識が重めなので大変ですが、例えば大学受験の英語をまじめにやったタイプの大学生などには非常に有用な本であると感じました。
Posted by ブクログ
読物というより参考書みたいだった。とても勉強になったし、やっぱり文法を理解していないからリーディング、リスニングの理解が追いつかないんだと改めて分かった。
時事英文やスピーチ、SNSなどのタイプ別に例文を提示しながら解説してくれているため、わかりやすい。が、自分の英語力の低さを実感し、がっくりきた。
まずは英文法の勉強から始めます。
Posted by ブクログ
この本が対象としているのは、大学受験レベルの基本事項について一度は学んだことがあり、時間をかければある程度のレベルの英文の意味を理解出来る人 とあるが、中の例題には難しいものがあり、かじった程度では理解が難しいかもしれない。
日本人は文法に過度にこだわるため話せなくなるとよく聞くが、そもそも聞くことが出来なければ話せないし、読んだ内容がわからないようでは、聞いているだけでは上達しない。
この背景から、ニュース、SNS、論文、小説などを例に取り、不法的な内容を踏まえながら、読み方を解説する。
オススメ出来るネット学習用のサイト、俗語や新語に強いとか語源が分かる辞書、信頼出来る英語メディア、取っ掛かりに最適な洋書等の紹介はありがたい。
しかし詰まるところ、文法にしても読解にしても、この1冊でモノに出来る訳では当然なく、大切なのはこれがきっかけとなって勉強につなげること。
巻末付録にある「一歩上」に進むための厳選例文60は、そう言う意味では、良い助走になったような気がする。
よ~し、少しずつでも学習しよう!
Posted by ブクログ
やっぱりまだまだ能力足りない。だからいまいちスカッと伸びないんだなと再認識。
好きな分野はだいぶ読めるけど、政治や科学などはまだまだ知らないので確認になってよかった。
Posted by ブクログ
著者はまず読者に問いかける。英語について、読み書きなら多少はできるけどリスニングやスピーキングはだめだという言説、それ本当? 読み書きは、聞き話すことと連動する。本当に英語を読むことができているの?と。
私は仕事で極々わずかながら英語を使うことがある。またネットの英語ニュースをちょいちょい見ることがある。英語との付き合いはその程度。ただ、著者が冒頭で読者をふるいにかけるために出した3題の英文がなかなか分かりにくかった。構文も分かったつもりになっているところがあるのかもと気付かされた。思わず著者が薦める受験参考書を買ってしまった。
おもしろいのはネイティブでも間違いやすい英文のコーナー。ニュースの見出し独特の用法なども興味深かった。少なくとも義務教育、進学していればさらに数年は英語を学ぶ。その年月を活用しないのはもったいない。生きた英語を学ぶきっかけを与えてくれる一冊。
Posted by ブクログ
世の中のさまざまな英語メディア(英字新聞、雑誌、インターネット、Youtube、SNSなど)を使って独学で英語力を高めるためには「読む力を身につけること」が重要であるとの筆者の考えに共感。
その英語を読む力(読解力)にフォーカスし、どのようにその力を高めていくべきかを解説している。
英文を読むための前提条件には「文法の理解」「広い意味での語彙力」「英文の内容に関する背景知識」があるとして、その解説と学習のための参考書やネットの情報などが具体的に書かれているのは参考になる。
後半は各種の英文を読み解く解説となるが、新書という紙幅の制限からか、解説はポイントに限定されがちで、ある程度の英語力(筆者のいう大学受験レベル)がないと理解が難しいと思われる。
ある程度の英語力を持つ読者に独学で英語を学習する上での指針を与えてくれる本。
Posted by ブクログ
以下に納得 → 出る順パス単(英検1級)& Word Smart(電子版)買った → 空き時間使ってちょいちょい勉強します。
大卒(英単5000〜7000語:受験レベル)で読解はできるのにリスニングができない原因は、英検1級レベル(7500〜15000語)の単語はニュース、小説、映画はもちろん児童書にも出てくるもので、学ばないでいると語彙不足のせいで挫折してしまう。
リーディングに比べてリスニングがからっきしという人は読むスピードが足りていない、英文を1分間に150語のスピードで読めなければ(ニュースキャスターが)話している英語の音声の意味が読み取れない。
Posted by ブクログ
ほとんどの英語学習者はTVで出てくるインタビューや、SNS上のコメント、ニュースの記事などが「あんまりよく分からない」状態だと思う(自分もそう)。では具体的にどういう能力が必要なのかという点をかなりリアルに示した上で、実際に英語を読み解く現場をこれでもかと見せつけるような内容。とても現実的で、厳しくもあり、また親切でもある。ここまで学習者目線でまとめてくれるなら、解説ももうすこしレベル感を合わせて欲しかった。肝心な所で説明が不足しているように感じる部分が多々あった。
Posted by ブクログ
様々な形態の英文についてその文法的だったり構造的な点でどう読み解くのか解釈をした 薄くて簡単に読み進められる 個人的には解説が多くて、しっかり読めばいいのだろうが、冗長感を覚えた
Posted by ブクログ
大学受験レベルが無いとそもそも難しい
基礎レベル
田中健一『英文法基礎10題ドリル』
宮下拓也『単語を覚えたのに読めない人のための英文読解のオキテ55』
中級レベル以上
篠田重晃ほか『英文読解の透視図』
伊藤和夫『[新版]ルールとパターンの英文読解』
単語
『でる順パス単(英検準1級/英検1級)』
谷川幹『ニュース英語が本当に解るボキャブラリー(科学・社会編/政治・経済編)』
背景知識
Wikipediaの英語ページ
英文
TED talks
Urban Dictionary
Posted by ブクログ
大学受験レベルの英語を実用レベルまで向上させたい人におすすめ。
【概要】
●基本となる読解力とその応用の方法
●ジャンルごとに異なるタイプの英文の読み方
・時事英文(新聞、ニュース)
・論理的文章(スピーチ、インタビュー記事、論文)
・普段使い(SNS、コミック、小説)
【感想】
●多様な英文をどう読めばよいか、タイプ別に書かれているため、英語の読み方を使い分けながら読むという点でとても参考になる本であった。
ただし、大学受験レベルの英語力を持っていることが前提であるため、中盤以降は読み進めるのに苦労した。
●多様な英文を読むためには、英検準1級や1級レベルの語彙力は必要であること、1分間で200語を読む力が必要であることを痛感した。
●文法と語彙力に関して、オススメの参考書が載っているので活用したい。