【感想・ネタバレ】ネズミ完全飼育 マウス、ラット、スナネズミ:最新の飼育管理と病気・生態・接し方がよくわかるのレビュー

あらすじ

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小さくて愛らしいマウス、人とのコミュニケーション能力が高いラット、表情に癒やされるスナネズミと、どのネズミもみな、魅力にあふれています。 共通しているのは見た目や仕草のかわいらしさに加え、とても賢くて好奇心旺盛だということ。 多頭飼育をすれば、仲間同士のコミュニケーションも楽しむことができます。 カラーバリエーションが豊富なことも魅力のひとつでしょう。 家族として迎え、一緒に暮らしているとどんどんいとしさがつのっていく、そんな動物たちです。 一般的には「飼いやすい」とされるこれらのネズミたちですが、小さなネズミが家族に1匹加わるだけでも飼い主の生活には変化が生じます。 ただ「生かしておく」のと「できるかぎり適切な飼育管理を行い、その個体がもって生まれた寿命をまっとうさせる」のとはまったく違うことです。 本書では彼らのことをよく知って、よりよい暮らしを提供することがネズミたちも飼い主もますますハッピーになれることをモットーに、マウス、ラット、スナネズミの知識や情報、飼育管理のノウハウをていねいに紹介しています。 また、本書は獣医師の三輪恭嗣先生に監修して頂き、飼い主の皆さんからの経験談や工夫、写真を随所に散りばめ、飼っている方が知りたいと思うことを網羅しました。

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Posted by ブクログ

最近、なんとなく暗い本ばかり読んでいる気がしたので積読から楽しげな本をチョイス。

本体価2,800円と決して安い本ではないけれど内容には大大大満足。
ちなみに私はペットは飼っておりません。

そもそもこの本を買ったのは、たまたま入った飲食店で子ネズミがフロアを走り回っているのを見たから。
そういえばネズミについて何も知らないなぁ、と。

ハムスターではなくてネズミ。

そもそもマウスとラットが違う種だということを初めて知りました。

『完全飼育』の名の通り、具体的なネズミの飼育法のみならずネズミとは?だとかネズミと日本人の関わりの歴史とは?まで網羅されており読み物として大充実。
まさにゆりかごから墓場まで、お別れの時の心構えまで記述されているのには脱帽。

著者・大野瑞絵先生のモットー「動物をちゃんと飼う」とはこういう事か!と瞠目致しました。

コロナ禍で様々なペットを迎える人がにわかに増え、SNSにも数多写真や動画があげられております。
一方で、成長したペットに責任を果たせず捨てる飼い主が多数いるというニュースも見かけます。

命を迎えるという事の重みを部外者ながら改めて認識致しました。
どうか軽んじられる命がひとつでも救われますよう。



1刷
2021.11.16

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2021年11月16日

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