あらすじ
2016年の「ヘイトスピーチ解消法」施行以後、過激なヘイトスピーチデモは減る一方、ネット上での差別発言はいまだ横行している。その背景にはいわゆる「官製ヘイト」や歴史修正主義があることは見逃せない。本書は、「共同通信ヘイト問題取材班」としてヘイトスピーチデモの現場で取材を重ねてきた著者が、メディアはそれとどのように向き合ってきたのかを検証。日韓の戦後補償問題を長年追い続けてきた著者だからこそミクロとマクロ両方の視点からの解説が可能となった、「ヘイトスピーチ問題」の入門書である。「〈中立〉を掲げた無難な報道に逃げ込まず、ヘイトクライム・レイシズムに本気で抗うための一冊。」――フォトジャーナリスト安田菜津紀氏推薦!
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Posted by ブクログ
高橋新書ガイドから。これは良い。差別反対だし、なるべく自身の内から排していきたいとは心掛けているつもりだけど、全然まだまだ甘いことを痛感させられる。カウンターの存在を知らなかったのとか、痛恨の極み。先だって読んだ暴力論とも話が繋がった。そしてもっとはっきりと表明していかないと、ってのもまさにその通り。