あらすじ
比類なきヴィランとして宇宙に君臨するサノス。破壊の申し子である彼がすべてを賭け、その行く手をおびただしい血で染め上げながら求め続けたものとは? その数奇な運命は一人の男の人生を変えただけでなく、銀河を変え、マーベル・ユニバースを永遠に変えてしまった……。破壊と死の化身、神のような存在として恐れられるサノスは一体、どこから来たのか!? その悲しき過去と波乱に満ちた運命のストーリーがここに明かされる!
●収録作品●
“THANOS RISING” #1-5
©2021 MARVEL
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
サノスのオリジンの邦訳、なんて言うだけで貴重なのが分かる。先の映画でラスボスになるに違いない存在だろうが、今のタイミングで邦訳するのか、と思う。もっとそこを全面に出して宣伝しても良いように思うのだが。
しかし、中身を読んでみれば万人受けはしないのでなるほどそういう宣伝をしない方が良いのかもしれない。サノスのオリジン、というだけできっと血なまぐさいのだろうと思っていたが、それ以上のものを見せられた気分だ。やはり絡んでくる「死そのもの」を表す女神デス。これまでの邦訳で見たものとまったく印象の違うサノスとデスの関係性。読者に委ねられる解釈。どこを切り取ってもとにかく魅力十分だ。