あらすじ
「お姉さんなんだから、我慢なさい」公爵令嬢のアルレットは、両親に幾度となくそう言われてきた。甘やかされた我儘な妹は、アルレットから何もかも奪っていく。それも仕方がないと諦めていた、ある日。「お姉様の婚約者と私の婚約者を交換しましょう？」妹は常識では考えられないお願いをしてきた。我儘を押し通されたアルレットは、妹の婚約者であった、冷酷な性格である上、あまりよい噂がないという第二王子のもとへ、渋々嫁ぐことに。きっと、私は愛されることなく、一生を終えるのだ――。そう思っていたアルレットだったけれど、身代わりの結婚生活は予想外のもので……？ 薄幸の公爵令嬢を巡る、ドキドキラブファンタジー。 ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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一言で言うと病んでる 笑
読み進めて、えーっ！？そんな展開なのーっ！？っていう 笑
よくある虐げられた令嬢が冷酷な王子様の冷えた心を溶かし大切にされつつ溺愛され、虐げた人達に制裁をしてめでたしめでたしな感じだと思っていたら、全く違って、こんな病んだ展開面白くて私は好きでした。
純粋にラブラブなものを求めてる方には向かない内容だと思います。
ヒロインが最初はヒーローの愛故の軟禁状態だったのが、とある事柄の後病んだヒーローが完全に監禁として、しかも監禁したヒーローは罪悪感からヒロインから逃げて一緒にいて安らぐ幼馴染と酒飲んだりと、どうしようもない感じでしたが、それでもこいつはヒーローだろ！と。最後はヒロインを幸せにしてくれるんだろ！と、読み進めましたが…ほんと！今までにない展開！
ただ、これからなんか展開がありそうなフラグがチラホラあったのに終わり方が唐突だったし、そのフラグを回収しつつやられっぱなしだった幼馴染3人がなんか仕返す展開とかがある次作があるのかなー？っと期待をこめて星は4つです。
読みごたえあった！
いや〜此処までする？………後半まで読まないとオチどころが予測できなかった。二人の執着心も凄い描かれ方。もう少し二人の王子の両親の諸事情を加筆して欲しかった。あと、唐突とした終わりの締めくくりが不満なので☆ひとつ減点させてもらいました。^ ^
匿名
欲しがりの妹、どうなったのかな
姉のものを何でも欲しがる妹。
それを「お姉ちゃんだから、妹にあげなさい」、「妹にあげないなんて、欲張りで意地悪」と言う両親。
ついには婚約者まで欲しがって、お互いの婚約者と交換すればいいじゃない！ と。。。
健気なお姉ちゃんは耐えて、幸せになれそうだけど、この妹はどうなっちゃうんだろう？
かなりダークでした
アルレットの実家での冷遇に、レーヴァン、ルイス兄弟の闇…。
さらにそこに幼なじみとの人間関係と、日常生活でありそうな話題から心の中に潜む闇と満載です。
レーヴァンとルイスは、早い段階でちゃんと話し合えばよかったのにとも思うけど。
ところで、あの襲撃の犯人ってどうなったんでしょうか？
アルレットを狙ってたけど、背後関係が明らかになってないのが気になります。ルイスもどうなるのか…
Posted by ブクログ
タイトルからして興味をそそられるような感じです。家族に冷たくされ、ワガママな妹…主人公は否が応でも痛い目に合うな…と。主人公が幸せになることを祈りながら読みました。令嬢ものがお好きな方はぜひ!
Posted by ブクログ
表紙と粗筋から想定していた話とは全く違って非常に驚いた。
確かに「予想外」ではあったけれども、粗筋にあるドキドキラブファンタジーを想像していたら痛い目に遭う。
完全にドロドロの愛憎系である。
表紙と粗筋だけでこの展開を予想できたなら、それはもう超能力レベルでは。
何しろ登場人物紹介にあるキャラの殆どが多かれ少なかれ病んでいる。
主人公のアルレットが辛うじてその程度が軽いには軽いが、そもそも彼女の気持ちが二人のヒーローの間で定まらないので（途中から定まってはいたようだが、読者側に開示されない）こちらもどちらに肩入れしていいのか分からないと言う。
そういう意味ではドキドキさせられた。
騒動の発端になったワガママ妹は、発端を作っただけで、彼女へのざまあ展開はなし。
そのざまあ展開は、ヒーローのうちの一方が被ることになる。
いや、本当に予想外。
まあ確かに彼がやらかしたことは色々と問題はあったけど。
鎖とか出てくるし。
そんな彼を病むまで愛したキャラもやばいけど。
かといって、勝ち組になったもう一方のヒーローも完全に病んでいるし。
ま、まともな人間をおくれ。
（騎士団の関係者がまともと言えばまとも）
確かに思い思われたカップルが結果的に結ばれて終了なのだが、果たしてこれがハッピーエンドかと問われると悩ましい。
ビターエンドというか、病みエンドというか。
それまでの展開のドロドロが非常にドロドロしすぎて、エンディングを迎えてもすっきりしないのだ。
相殺しきれない。
好きな人は好きな系統の話だと思うが、表紙と粗筋から勘違いして読んだ人がショック受けそうな気がする。
あらゆる意味で「予想外」な展開がお好きな人はどうぞお試しあれ。
