あらすじ
これほど的を射たレポートは存在しない。愛すべき憎むべき笑いと怒りと涙の記録。これ1冊で中国通! ――いきなりの始末書、国外追放の危機、カラオケ・バーで稼ぐシャブ中ホステスたちとの交流、毛沢東の村の優しい人々、天津甘栗の里を訪ねて……。北京駐在カメラマンが体当たりで見聞きし実感した、本当の中国と中国人の本音。日本では決して報道されない、気鋭ジャーナリストの涙と笑いと怒りのレポート。
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Posted by ブクログ
中国ものをよく読む。
中国のことを知りたいからである。
何故知りたいのか?
それは、あまりにも中国が落差があるからである。
著者である坂氏は、共同通信のカメラマンで、
1960年生まれの人である。
何故「愛と恍惚」の中国なのかがわからないが、
カメラマンは、いつも取材許可を取らなくてはいけない。
それを取ったからといって、きちんと取材できるわけではない。
中国は、報道をきちんとコントロールしようとしている。
戦争被害者の民間訴訟の件についても、
何故民間訴訟を公安がおさえようとするのかがわからない。
この坂というカメラマンは、「お人好し」である。
そのお人好しは、日本人の特徴かもしれない。
何故お金を払うのかわからないものに、お金を払う。
そこで、いろんなものに巻き込まれていく。
不思議でしょうがない。
単なる日本人は、バカなだけかもしれない。
中国人が、自分を守ること、他人を信じないことが、
唯一の特徴としたら、そのことは、
やはり、日本人にはないことであろう。
これを基準にして、実にすべてのものが解決されていく。
まさに、中国は、個人が集まって、
13億の民をつくり、国をつくっている。