あらすじ
2300人余りの最期を看た医師が、患者さんと家族から教えられた「生きる」ことの意味を、エピソードを交えて紹介。最期の時を笑顔で迎えるヒントになる1冊です。【目次より】●第一章 死ぬときって、どんな感じ? ●第二章 後悔なく「看取られる」ために ●第三章 後悔なく「看取る」ために ●第四章 最期を迎える場所はどこ?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
〈本から〉
ホスピス医として経験を積めば積むほど、人生に決まった形などない、とても多様であり、その多様さをみんなで受け止めてあげたい、と思うのです。
一つだけ、覚えておいてほしいことがあります。「その人の命は、その人のものである」ということです。家族のものでも、友だちのものでもありません。あなたの命を決めるのは、あなた自身です。
繰り返しいいますが、私たちやご家族が、亡くなっていく人のためにできること。それは、「本人が一番大切にしているものを、最後まで守り抜くこと」です。その人の命は、その人のものです。だから、死についても、ご本人の意思をできるだけ尊重してあげてほしいな、と思います。