【感想・ネタバレ】新版 サイキック戦争2 虐殺の森のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 前作ではベトナム戦争を題材にしていたが、近作ではカンボジア大虐殺を題材にしている。解説によると過激な帰農主義政策による弾圧が正体だという。ホロコーストといいシベリアの強制収容所といい、軍主導の弾圧はえぐ過ぎる。無尽蔵の暴力によるか弱き市民への攻撃は非人道の極みだ。上層部にはサイコパスが巣食っており、軍は悪魔の傀儡と化して虐殺を繰り返すのだろう。
 マッカーソンやアンジィ三姉妹、レジュー・ドールを倒し、物語は一応収まっているが『ヴァンパイヤー戦争』に比べると物語に物足りなさがある。

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2013年07月10日

Posted by ブクログ

フランスにもどった翔は、パリの街で「コクリコ」という名前で娼婦をしている、ソリダの従姉のラウス・リイと出会います。さらに彼女から「ワタナー計画」という、人類の未来を大きく動かす計画の存在を知った翔は、クメール・ルージュによって死の淵に立たされているソリダを救出するため、カンボジアに潜入を試みます。

とりわけ後半のアンジィ三姉妹やレジュー・ドールとの最終決戦などがかなり駆け足でえがかれており、作品としてのアンバランスさを感じてしまいました。本書のあつかっているテーマの先駆性については、「解説」を担当している前島賢がていねいな議論をおこなっており、「セカイ系」などのサブカルチャー批評に関心のある読者にとっては本作の位置づけを知ることができるように思います。

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2020年09月16日

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