あらすじ
コンビニバイトはクビでも国内最大級のYouTuber事務所「VAZ」を創業。
「苦手なことが多い」と悩み続けた男による、生きづらい人のためのリアル人生戦略!
創業からわずか4年で年商14億企業に急成長したVAZ。その創業者・森泰輝は、元ひきこもりの大学生でした。社会との接点を求めて始めたコンビニバイトも1か月でクビに。「他人には普通にできることが、僕にはできない…」と自分に絶望した彼は、なぜ数年で「SNS時代の寵児」と呼ばれる存在になれたのか。
その要因は、「できないことばかり」の自分を認めたうえで「それ以外の“得意なこと”に振りきって勝負する」という人生戦略でした。
「僕にとって“得意なこと”とは、特別なスキルや才能ではありません。『ムリなく続けられて、やりながら自分が成長できること』です。つまり、現時点ではたいして結果が出ていないことでもいいのです」(本書より抜粋)
本書では森さんの実体験をベースに、「得意なことを見つける発想法」や、その得意なことを活かすために「自分が活躍できる場所(ポジション)を探す方法」も解説しています。
仕事や人付き合いで「頑張っているのに空回りしてしまう…」と悩んでいるのなら、少しだけ“努力の仕方”や“努力する場所”を変えてみませんか? ジェットコースターのように激しくアップダウンした森さんの実体験から、「自分なりの人生の戦い方」を見つけるヒントを得てください。
<著者プロフィール>
森 泰輝 Taiki Mori
1990年、兵庫県生まれ。早稲田大学在学中の2013年にショート動画による飲食店集客サービス「@mikke(アットミッケ)」を手掛ける企業「アットファクトリーズ」を立ち上げる。その後、2015年にはYouTuberなど動画インフルエンサーのプロダクション「VAZ」を起業。タレントのマネジメント業務をはじめ、インフルエンサーマーケティング事業やSNSプラットフォーム事業を手掛けて同社を急成長させ、「YouTuber黎明期の立役者」として名を馳せる。2019年には「Forbes Under 30 Asia」のMedia, Marketing & Advertising部門にも選出。現在はVAZ代表を退任し起業準備中。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分に合ったポジションはどこにあるか突き止め、自分の持ち味を武器にして成功体験を積み重ねると、圧倒的な自己肯定感につながる。それは決してなくならないし、誰にも奪えない。心の拠り所
Posted by ブクログ
〈要約〉
自分の弱みは、場所や立場、誰と接するかによって、強みに変わる。生まれ持った持ち味を、正しいポジションで発揮すれば、ダメな自分が武器に変わる。
得意なこととは、無理なく続けられて、やりながら自分が成長できることである。
「あれもこれもやらなくては」と色々なことに手を出していると、本来やるべきことをおろそかになり、自分の勝ち方を見つけることはできない。
そして自分の持ち味を良い方向に発揮する場や環境を整備することが大切である。
どんな人を相手に仕事をするか?どういった時に失敗するか?能力を発揮したのはどんな状況か?組織の中での自分の求められるポジションはどこか?自分のような強みを活かしている人はいるか?…それは、自分を取り巻く構造を理解し、どこで自分が輝けるかを探すことである。
また、重要なのは、自分のなかに、達成したい目標や提供したい価値といった「内なる思い」に従うことである。自分の内なる思いに従わなければ、それを継続することは非常に難しいからである。
〈本文の切り抜き〉
p33,34凄腕PRマンとして活躍するAさん…略…生まれつき体が弱く、長時間の実務ができないという弱みを抱えていました。…略…「だから僕は最小限の努力で最大の結果を出す方法をいつも考える。身体的にできないことは絶対に一生できない。…略…ビジネスの世界では、戦略次第でできないことができるようになる」
p82「自分はどんなものに興味を持つか。」という傾向だけは知っておいた方がいい。興味が湧くものほど能動的に情報を取りに行こうとするので、成功イメージを高い解像度で描けるからです。
p93究極とも言えるマインドセット法は「どうせみんな死ぬのに、なんで落ち込まなきゃいけないんだ」という考え方です。
p117「これうまくいかない」「これはうまくいく」というトライアンドエラーを繰り返し、世の中のニーズとのマッチ具合を確かめていきます。もちろん、そのトライアンドエラーは短ければ短いほどいいです。
p123優秀なビジネスパーソンが、転職先でも結果を残すのと同じことです。彼らは会社という舞台を変えても自分らしく価値を発揮できます。
p125一度自分の強みを認識してポジションを確立すると、それ以降の人生でも活躍する型が得られるのです。
p134必敗パターンは、自分を知る上で最良の教材になります。