【感想・ネタバレ】「よそもの」が日本を変えるのレビュー

あらすじ

「ONLY、OR」から「AND、WITH」の時代へ

コロナ禍で日常生活や働き方が激変し、心のどこかで「これまで通りの生き方で本当にいいのか」と悩んでいる人も多いのではないだろうか。
ニューノーマルは見たことのない世界ではなく、「デジタル化」「多様性」「環境意識」といった後回しにしてきた問題が目の前に突き付けられただけ――。
JR東日本でエキナカや地域活性化を成功させてきた著者が、「『What if?』という自問自答が必要」「仕事と生き方は融合していく」「サステナブルが日常に」など、個人や企業の「これからの生き方」を提示する。

アフターコロナの世界では古くからあるものづくりや文化に恵まれた「地域」に大きな可能性があり、そのカギとなるのが「よそもの」だという。
テレワークの普及や副業解禁で都心のビジネスパーソンが「よそもの」として地域のものづくりやビジネスに参画し、マーケティングやマネジメントの知見を持ち込むことでシン・チホウ(新・地方)が生まれるというのだ。
本書では著者が地域の1次産業の可能性に目覚めたきっかけとなった青森のシードル工房「A-FACTORY」をはじめ、鹿児島の超高級リゾート「天空の森」、「小さくて強い農業」を提唱する茨城の「久松農園」、
英国南西部ウエールズにある古書を観光資源にした町「ヘイ・オン・ワイ」などの事例を紹介している。

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Posted by ブクログ

【古くからのものづくりや文化に恵まれた資源豊かな地方が、未来に生き残るシン・チホウとしてこれまでと未来をつなぐことができるか。その分かれ道は、まさに今、「よそもの」との共創にかかっているのです】(文中より引用)

新型コロナの影響も受け、変化が加速していく消費スタイル。新しい消費者意識に適合できるのは、地方と「よそもの」の共創だと説きながら、その実例や試みを紹介していく一冊です。今面白い動きを見つけるとしたら、それは「国」レベルではなく「街」レベルだということを強く印象付ける内容でした。著者は、JR東日本でエキナカ事業を手がけた鎌田由美子。

駅ナカにある「のもの」も今度行ってみよう☆5つ

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2021年06月03日

Posted by ブクログ

新しい言葉辞典として読んだ
(下記単語を知らない人向け)
・ニューノーマル
・ワーケーション
・ONE JAPAN
・リバースメンタリング(若者がシニアの先生)
・ノマドワーカー
・サブスクリプション
・リカレント教育(学び直し)
・リベラルアーツ(教養)
・サステナブル
・SDGs
・プラネタリーバウンダリー(地球の限界)
・アニマルウェルフェア(動物福祉)
・エシカル(倫理的)消費(廃棄ロス等)
・ダウンサイクル→アップサイクル
(古着を雑巾はダウン、幌をバッグはアップ)
・ナラティブ(物語)

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2025年02月02日

Posted by ブクログ

いろんな人を入れて、色んな人と話すことが大切。
意見をしっかり持って伝える。
地方と都市の交換
地方に埋もれた宝を海外に行ったからの自分の目線で探す

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2022年10月06日

Posted by ブクログ

以下、引用
●ワーク&ライフインテグレーションとは、仕事もプライベートも人生の一部であり、例えば仕事が充実しているときにはプライベートも充実するといったような、双方がリンクし合うことで良い相乗効果を生み、人生の充実感・幸福感を得るという考え方です。
●仕事かプライベートかの二者択一ではなく、そのバランスでもなく、まさにワークライフインテグレーション。自らの人生観を軸にワークとライフを柔軟に設計し、双方を充実させようとしています。
●社会の課題解決にビジネスチャンスがあr、SDGsはそれが詰まっているものだと言われます。多くの企業がCSR(企業の社会的責任)活動を進めてきましたが、これまでと大きく異なるのは、そうした活動を自社の本業に組み込んでいかないといけないこと。アップルやグーグルが再生可能エネルギー100%に向けていち早く取り組み始めたのも、そうした動きの一つといえるでしょう。
●一方、今後「小さくて適正な規模」を持つ事業は多くの国で生まれ、地産地消のベクトルも強くなるでしょう。しかし、グローバル化が後退するわけではありません。生産もマーケットもすでにつながっているのです。ただこれまでのような、低コストの大量生産に都合のいいエリアの使い分けは、食やアパレルなどすべてにおいて難しくなると感じています。目に見えない遠い場所の環境を壊しているかもしれないという意識は今後より高まるように思います。それは作り手側ではなく、消費者側として。
●私はアリエリー氏のこの考え方が、まさにニューノーマル時代のビジネスで非常に重要なマネタイズ(収益化)のポイントではないかと思います。同じお金を使うなら、大事に思う誰かを支えたいという心理が、これからの経済を動かす大きな力になるのです。
●これまでのやり方や前提が大きく変化する中で、一番やってはいけないのは、以前のスタイルに戻ろうとすること。価値観が多様化している現在、「よそもの」を取り込みながら企業としてのミッションを追究することが、企業側の結果にもつながりやすいように思います。
●デジタル化はCOVITー19で一気に進みましたが、それまではこの波が来ることが頭では分かっていても、国も会社も個人も今までの習慣を捨て切れなかったように思います。マイナンバー制度の普及が一気に進まなかったのも、「(デジタルもアナログも)どちらでもあり「」のダブルスタンダード状況が大きかったのではないでしょうか。大企業にいて役職が上がれば、デジタル周りのことは若手がフォローしてくれ、何も困りません。私自身もそうした快適な環境に身を置きながら、「デジタルの世界から逃げていると、ビジネスの会話が成立しなくなる恐れがある」と常々感じていました。
●世の中はコロナ禍だけでなく、いつの時代も大きく変化してきました。私が社会人になってから30年以上の時が過ぎ、人気企業や業種は言うに及ばすライフスタイルも働き方を取り巻く制度も大きく変わっています。にもかかわらず、一番変化できていないのは過去の習慣に引きずられている自分の中の「当たり前への意識」かもしれません

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2022年03月05日

Posted by ブクログ

 元弊社事業創造本部の人かぁ。
 本社唯一キラキラした部門だよなぁ(あとイノ推とか)。
 と、傍流田舎系電気系鉄道作業員がぼやいております。

 さて、「よそもの」だけど、意識をもって自ら動かないと日本どころか地域を変えることすら全くできない。
 それは東京育ちの俺が長野市、大町市、上田市に計8年を過ごしたけれども、ただ住んでいるだけで何もしなかったから。
 
 何かを変えよう、ビジネスでもいいから、何か目的をもって地域に飛び込んでも何も変わりません。
 そういった、目的ありきで地域を目指す人にとっては指針の書。
 何もやることないけど、ただ何となく移住が流行りだから田舎に住んでみようと思う人は、何も変えることはできませんのであしからず。

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2021年05月29日

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