【感想・ネタバレ】日本懐かし自転車大全のレビュー

あらすじ

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“フラッシャー自転車”はぼくらの夢と憧れ、
最高にかっこいいマシンだった!

流れる光の電子フラッシャー!
暗闇を照らすツーヘッドランプ!
充実のメカ! 自慢のコクピット!!

空前の大ブームとなったフラッシャー自転車や
スーパーカーライト自転車、サイクリング車にミニサイクル、
さらにはママチャリや子ども自転車まで……
まさに昭和の自転車カルチャー黄金時代を総覧!!

【主な内容】
PART1 ジュニアスポーツ1
憧れのフラッシャー自転車!
●フラッシャー時代の到来!
●エレクトロボーイZ
●計器類など装備も充実
●進化するブレーキシステム
●“高機能フラッシャー”続々
●エレコン&ブライトロン
●エレクトロボーイ NEW Z
●ハイマディスクZ
●セキネ「VX GTO」登場!!
●アストロG
●YTアイトロンディスク
●エスパトロン5
●エレクトロボーイZ ブラックマスク
●フラッシャー終焉へ
●フラッシャーGallery

PART2 ジュニアスポーツ2
スーパーカーライトも誕生!
●FF+PPSシステム
●電動変速メカ&シンクロメモリー
●DINEXブレーキ
●スーパーカーライト
●変速デジタル表示
●ナショナル Beam up
●ブリヂストン ジュウジアーロ
●多彩なライト、そして終焉へ…

PART3 サイクリング車
●スポーティ&カッコよく!
●ツーリング車
●ランドナー
●ロードマン
●クロモリフレーム
●エアロ&18段ギヤ

PART4 ミニサイクル
●ミニサイクルがママさん専用に!
●スポーティな個性派ミニも!
●折り畳みのコンパクト車も!

PART5 実用車・軽快車
●ママチャリは軽快車であり現在の実用車

PART6 子ども車・幼児車
●人気ヒーローの一員になれる!?
●カッコいいライダーデザイン!
●人気者と一緒にサイクリング!
●MTBルック~すごいメカ付き!
●自転車じゃないけど… 科学の乗り物「ローラースルーGOGO」

コラム

●個性派ぞろい! 同時代の独創的なスポーツ車
●自転車が欲しくなる!! 自転車屋の店内POP&プレゼントセール
●愛車をグレードアップ!! パーツ&アクセサリー
●憧れの自転車を机に飾ろう! 自転車のプラモデル
●現在のママチャリの起源となった カマキリ
●技術を誇る専門店 街の自転車屋さん

【著者】
内藤常美(ないとう・つねよし)
1958年京都府生まれ。アラヤブランド、ツバメ自転車で知られる
新家工業の取締役輪界営業部長を務めた、自転車業界の重鎮的存在。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

昔はフラッシャー付きのスポーツ車に憧れていたな!高すぎて自分には無縁だったけど。。。フラッシャーの爆発的増殖の様子を改めて知ることによって、あの時代は何だったのだろうと思う!でもその中にも油圧ディスクブレーキとか今に繋がる技術が登場していていたことにも驚いた。

0
2021年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

よくぞ集めたカタログや雑誌記事の数々。作者を見たら、プロでしたというオチ。そもそも、カタログって存在していたのね。
カタログ等が転載されているのですが、サイズ的によめなくてモヤモヤしたので減点です。

・ジュニアスポーツ
もう数ページでおなかいっぱい。メーカーの残存数を考えるとカンブリア爆発な感じ。
見たことはあるけど乗ったことは無いのですが、世代も微妙に違うし、ウチの経済力じゃ買えるわけない値段でした。通学用途とありますが、当校では禁止で軽快車のみ可でした。おかげで2台持ち。
※現実をご存知無い人へ
単一電池6本+すぐ電池切れな仕様なので、点灯させている人は少なかったかと。あと、倒れるとすぐにライト/フラッシャーは割れるしで、掲載状態の自転車なんてありました?ってレベル。フレームの空気入れ?盗まれるに決まってますよね?

P60 アリタリアカラーのランチャストラトス モンテカルロラリー仕様なのは、夜間走行なのでライトポッド装着車だからかと。
P66 モンテカルロ要素は?なポルシェタイプ。

・サイクリング車
有名なロードマン。やっぱり高い。カタログがあって、全体像を知ることができました。ちなみに、カタクラを乗ってました。

・ミニサイクル
20インチから24インチとか、あいまいなタイヤサイズ。ママチャリの祖?

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2020年11月26日

Posted by ブクログ

フラッシャー自転車を買ってもらえなかった自分としては、見て見ぬふりしてきた自転車たち。当時は羨ましくてたまらなかったけれど、今、見るとカンブリア紀の変な生き物みたいに異常進化の見本みたいで笑っちゃいます。たぶんコトラーいわくのマーケティング2.0時代の典型で、子ども用自転車というガラパゴス諸島で瞬間的に生まれた差別化のための異形の自転車オールスター列伝です。乗るのは子どもだけど、買うのは親、ということで安全というテーマが機能とデザインでこんなに肥大しちゃうんだ、とは今だから言えること。そして、実は今見ても、カッコいいとときめいてしまいます。さらに本書に掲載されている広告に、ランサーとかギャランとかクルマが当たるキャンペーンが付随しているのを見てると、親の欲望も取り込もうとする努力が見て取れます。ジュニアスポーツという市場は子どもの数が多かったからこそ成立するジャンルで、その差別化のために、見せ筋だけじゃない、オーバースペックな技術(ちょっと読んでもわからないぐらい…)も投入していくこころに、日本企業の真面目さも感じたりしました。オイルショックが訪れ、そして長きにわたる少子化でこの市場も幻にように消えています。今のジュニアは自転車に夢を見ないのだろうか…

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2021年01月17日

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