あらすじ
「意識とは無意識という海に浮かぶ島のようなものである」。本書は、ユング心理学の基本概念をもとに、無意識と意識がいかに関わり、人の心が成り立っているのかを解説。第一話「自我と影」では、投影やトリックスターについて、第二話「太母と英雄」では、神話をひもときながら、心が発達するプロセスを紹介。第三話「心理的タイプ」では、人の性格を八つに分類しながら、内向的、外向的などそれぞれのタイプを解説している。さらに第四話「心の中の異性像」は、男性的な心と女性的な心の違いについて、第五話の「神と人間のドラマ」ではユングの宗教論を展開。第六話「対立物の結合とマンダラ」はマンダラの意味や錬金術とは何かについて解説し、パラドックスを超えた全体性について思索を広げている。難解なユング思想を著者の体験談などを交えながら、できるだけ平易に紹介。心の見取図を鮮やかに描き出した、ユング心理学の入門シリーズの第二弾。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「意識とは無意識という海に浮かぶ島のようなもの」である。
本書は、ユング心理学の基本概念をもとに、無意識と意識がいかに関わり、人の心が成り立っているのかを解説している。
「心が発達するプロセスとは」(太母と英雄)、「人の性格はどのように分類できるか」(タイプ論)、「女性的な心と男性的な心の働き」(エロスとロゴス)、「人間と神の関係」(宗教論)、「マンダラの意味とは」(対立物の結合)……。
心の見取り図を鮮やかに描き出した、ユング心理学の入門シリーズ第二弾。
[ 目次 ]
第1話 自我と影―否定しあう心と心
第2話 太母と英雄―自立へのプロセス
第3話 心理的タイプ―人の性格を分類する
第4話 心の中の異性像―エロスとロゴス
第5話 神と人間のドラマ―意識と無意識の対話
第6話 対立物の結合とマンダラ―パラドックスを超えて全体性へ
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