あらすじ
手先が器用な男子高校生・高村劉生と、料理だけ上手な不器用美少女・伏見扇奈は親友同士。家に帰りたくない事情のある二人は、古民家をリフォームし、放課後の居場所にしようと動き出す。
すると、「二人きりなら思う存分イチャイチャしまくれる!」と気付いた扇奈が劉生に猛アピールを開始!! 一緒に食卓を囲んだり膝枕したりと、友達から同棲カップルのような雰囲気に……!?
いつも一緒なのにじれったい、傍目バカップルな二人が繰り広げるイチャイチャDIYラブコメディ!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトル回収が気持ちいいくらい完璧!!
笑いあり涙は、、、ないかな
とにかく展開が愉快。
これまで色々なラブコメを読んできたが、
個性の強いヒロインや、古家が舞台になってること
まだまだ色々な設定があるんだなぁと思い知らされた。
二人の掛け合いが、子どもの喧嘩を見ているようで
とてもほっこりしました。
次巻も楽しみです♪( ´▽`)
Posted by ブクログ
ここ数ヶ月新作のラブコメを読んでいたのですが、ラブコメはキャラクター設定もさるものながら、シチュエーションが大切だなあと気付かされました。
個々の作品の魅力を支えるものとして、謂わば個性としてのシチュエーション。どのようなシチュエーションにキャラクターを配置するか。
現実社会の学園ものとしてのラブコメだと、ある程度シチュエーションは限られてくる。そう思っていましたが、なんのなんのあれだこれだと様々なシチュエーションが用意されるのです。
今作のシチュエーションは廃屋となった古民家のリフォーム。手先の器用な男子高生劉生と、料理以外は不器用な女子高生扇奈の、不器用な恋模様。
家庭での居心地の悪さを感じているふたりが、放課後を如何に過ごすかを考えていた時に再会した祖父の家。ふたりの思い出の家が廃屋となっていることにショックを受け、修理してふたりの居場所とすることを思いつく。
単なる思い付きから始まったリフォーム。でも家が蘇っていく様子に心打たれ、それとともにふたりでともに過ごす時間の楽しさに気付く。
なんてことを、ドタバタのコメディタッチで描かれるから楽しいです。扇奈の劉生への想いは暴走し猛烈にアピールするが、劉生にはからかわれていると捉えられてしまう。そんなすれ違いのイチャイチャが物語を彩ります。
ラノベラブコメを読む時は、二重三重に客観性を求められます。これを中高生が読んだらこう感じるのかも知れないという目を持ちながら読むのです。
そんなこと思いつつ、ふと気付くとごく自然に楽しんでいる部分もあるから面白いのですよね。
ギリギリかな?
あくまでもレビューは個人的な感想でしかない。
そこそこ読める作品なのは解るが、いろいろ矛盾も多いしフィクションとしてギリギリ許容出来るかな?って思えるくらいの作品。
タイトルに「1」の表記があるからぞくが出る前提での作品って事で、それでもやはりギリギリの評価。
若しも、続巻が出ずに打ち切られて単巻終わりだったら、設定から何からゴミと化す。
一気に3巻くらいまで同時刊行してたら、全く違う評価に化けてたかも知れない作品。
1巻だけ読むと中途半端過ぎる。