あらすじ
リベルタス学園中等部図書委員1年のはづきは図書委員初日に妖怪のような風貌の図書委員3年のキサラギに「おれの助手になれ」と言われます。驚きつつもはづきはキサラギと個性豊かな委員たちと様々な相談事を解決していきます。はづきは変わり者のキサラギにどんどん惹かれていき!? ラストには思いもよらない「まさか!」が待ってます。 【本書の特徴】1話5分で読めるから、朝読にぴったり! 「本」が鍵となる12通りのショートストーリー。隠された秘密を知ったときページを戻って読みなおしたくなる。28の名著が作中に登場! 「名著読書案内付き」 【目次】四月『人間失格』/五月『まど・みちお詩集』/六月『黄金のがちょう』/七月『怪談』/八月『銀河鉄道の夜』/九月『D坂の殺人事件』/十月『雪の女王』/十一月『話上手』/十二月『サンタクロースっているんでしょうか?』/一月『手袋を買いに』/二月『黄金虫』/三月『走れメロス』
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Posted by ブクログ
電子書籍が普及し、図書室に本が置かれなくなった学校の図書委員の話。
相談されたことに応えた報酬が本ってところがなんだか素敵。
私も読んだことのない文学作品、海外作品がちょこちょこ紹介されていて読みたい本の幅が広がった。
Posted by ブクログ
5.6年から。学園もので、軽めの森見登美彦さんのような匂いがするシリーズ。評価の割には意外とこういう怪しげなニュアンスの好きな子もいて、良い作品だと思う。文学好きな図書委員達の個性的なやりとりから、有名な文学の名前や特徴を知るきっかけになるまとめがあるので、中学で読むのに繋げやすい。
Posted by ブクログ
図書室に持ち込まれる謎!
図書委員会に入った葉月の前に現れたのは、アッシュグレイの髪のキサラギ先輩。予算が足りない図書委員会は持ち込まれた謎を解いた報酬に本を寄贈してもらっている。気になるキサラギ先輩と葉月の仲は——。
葉月の性別が隠されているなとは思ったし、キサラギ先輩との関係もなんとなく読めた。出てくる謎はそう難しくないけど、それらに絡めて実在の本が紹介されるのがいい。どの話もダークなオチにならないし、健全な児童書を読んだ、という気持ち。
Posted by ブクログ
一個一個の話は短いのでサクッと。出てくる本は私が読まない文学系多め。
しかし電子書籍になったから紙を全て捨てて書棚がらんがらんは悲しい…
小説とかは紙派やねん。
Posted by ブクログ
図書室の蔵書を電子書籍メインにして、紙の本の予算は減らされる一方、という設定にびっくり。蔵書を増やすために相談の対価で寄贈を要求するって設定も。出てくる本は誰もが知ってる本が多いのに、ちゃんと覚えてるかって言うとそうでもなく、読みたくなった。