【感想・ネタバレ】大災害と子どもの心 どう向き合い支えるかのレビュー

冨永良喜

教師やカウンセラー、保護者は災害・事故後の子どもの心をどう支えるべきか。著者はこれまで、阪神淡路大震災やインド洋大津波、四川大地震などの現場で活動し、東日本大震災後、岩手県教育委員会のスーパーバイザーとしてケアシステムの構築を行っている。授業例も含め、ストレスやトラウマへの対処法を実践的に教える。

[ブクログ · ★★★★★]

これは購入してよかった。
コンパクトなのに、とても役に立つ具体的な支援がしっかり書かれた内容で、何度も読み返したい。
「心のケア」ではなく「心のサポート」、本人の回復力を高める関わりをするという姿勢が共感できた。

[ブクログ · ★★★★★]

カウンセリング、殊に災害とその後のそれに関わる人、周辺にいる人は必読。災害におけるカウンセリングの考え方も、研究が進み、以前の認識では逆効果であることも記されている。

[ブクログ · ★★★☆☆]

震災後に子どもをどのように安心させていくかについて、ステップで示されているので、読んだ学生は理解が容易になるであろう。