【感想・ネタバレ】追放の賢者、世界を知る ~幼馴染勇者の圧力から逃げて自由になった俺~のレビュー

あらすじ

魔法使いの少年・ハルには幼馴染がいた。
心優しく、気高い少女・レティシア。
ともに冒険者として歩んできたが、世界で七人しかいない「勇者」の称号を与えられるまでになったレティシアは、変わってしまった。
高圧的で傍若無人で、ハルを虐げるばかりの存在に……!

もう自分の知っている彼女はいない――そう思ったハルは、自らパーティを抜けることにする。

「ハル、あんたが言うべき台詞を教えてあげる。雑魚でもできるはずの当たり前のことをミスをしてしまいごめんなさい、深く反省しています。どうか許してください、レティシアさま……よ」
「イヤだ」
「は? 今、なんて?」
「もうレティシアの言うことには従えない、従わないよ」

ハルは新たな仲間と出会い、自由と、自らの真の力を知る――!

小説家になろう 発 冒険ファンタジー開幕!

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Posted by ブクログ

コミック版をサンプル程度に読んだことがあり、内容に期待していたのですが、いまひとつでした。
本も分厚いので、ストーリー展開に期待しすぎていたかもしれません。


①虐待級に不遇な扱いを受けてきた主人公ハル、②無償の愛?盲目的とも思える程の優しさで包んでくれる少女アリス、③歪んだ愛情でどこまでも付き纏い支配しようとしてくる幼馴染レティシア、④⑤途中で仲間になる聖女見習いアンジュとメイドのナイン、⑥主人公の力に惚れ込んだドラゴン少女サナ

途中参戦する2名はわりとまともな印象、サナは意外と賢いアホの子系ですが、①②③はなんだか全員心のどこかに深刻な歪みがありそうです…


途中、②アリスの優しさの理由が明かされるもののなんとも納得いかず…もっと物凄い理由があっても良さそうなくらい、わざとらしいほどに全面的な優しさなので…

主人公ハルは、長年虐げられてきていたせいで自信と常識が全くない、何か本人も知らない重大な秘密が隠されているらしい強大な能力を持っている少年。虐待により露見していなかったものの実はイケメン?かつ素敵な内面?なのか、モテモテです。
でもこの自信なさ具合から察するに、絶対姿勢も表情もしょぼくれてるし、服装も見栄えするものは用意してもらえていないはずだし(装備はそのまま行動しているような記載もあるし)、そんないきなりモテモテになるのはさすがに都合良すぎるというか…。
特に終盤の聖女事件あたりでの無双ぶりが、あまりにも都合良すぎて盛り下がりました…。

③レティシアもツンデレ・ヤンデレとのことですが、あまり魅力を感じられないキャラで。
彼女の隠された事情をなんとかして解き明かして救おう!という気持ちにはなれませんでした。


主人公はモテモテですが、女性陣が基本優しく上品な感じなので、そのあたりは良かったかと思います。

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2023年01月26日

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