【感想・ネタバレ】「退き際」の研究のレビュー

あらすじ

企業内での権力移転のドラマを実例で考察! ――経営者の「出処進退」は、いかにあるべきか……。東京ガス・安西家の〈世襲〉、五島・東急の〈解体〉、日航・伊藤前会長の〈挫折〉など、企業内権力の移転に働く力学と隠されたドラマを、実例で考察する。ともすると、技能や職能の継承ではなく、特定ファミリー内部での政権交代が行なわれるだけに、「退き際」はいかにあるベきかを、現代にあてはめて鋭く問う。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「文字通り素手でリズムに挑み、
旺盛な企業家精神を発揮してフロンテアィを
拓いた創業者経営者たちが、
いま多く世代交代の時にさしかかった。」

→「技術や職能」「継承」ではなく「権力地位」の世襲
「社長が世襲社会」の形成過程ー「停滞社会」

<エネルギー奮出の時期>
平等、協力、勤勉、才能、運、

「人間のブランド化」
「暫定政権」ー「大政奉還」
「公私截然」論理

<権力者の人間性は「退き際」に 疑集して表現される。>
「権力の方から人間に取りついてくるんだ。」 太田垣志郎
「怒るな 恐るな あせるな」
維承 :「禅譲、世龍、予期せざる死」:放代

「限界の自己認知」  本田宗一郎

「時代の移り変わりがオレの頭の回転スピードを追い越した。
もう潮時だ。」

「量は質に転化する。」という
マルキシズム(コメント;これはマルキシズムではなく弁証法)
のかっての信棒者が
ひとたび自ら資本家あるいは経営者に転じた時、
ひたむきに「膨張至上主義」へと走る姿の
一例がよく示されている。

「量と品質は互いに相反するようになり、品質は敗者になる。」

ダイエー「安売りの哲学ー「共存の拒否」
「勝者の行為のすべては、少なくともその人物、
その体制が勝者でありつづける限り、
歴史によって正当化され得る。」

0
2013年04月05日

Posted by ブクログ

実家で読む。非常に面白かったです。また、新聞記者出身らしく読みやすい文章です。昔は、この人の本をよく読みました。また、この人の本を読んでみようかな。

0
2014年08月03日

「小説」ランキング