あらすじ
満員電車、パソコンやスマホなど、私たちの自律神経は、音、情報などによる刺激や、人と接することによる緊張などで、四六時中大きな負担がかかっています。本書では、「自分を大事にする科学」とも言える、ストレス改善&トラウマケアの最新理論のポリヴェーガル理論をもとにしたワークで、神経とうまくつき合うコツを紹介します。あなたの中に「安心のタネ」を育てましょう。 浅井咲子(あさいさきこ)公認心理師/神経セラピスト 米国ジョン・F・ケネディ大学院にて、カウンセリング心理学修士課程修了。ソマティック・エクスペリエンシング(TM)療法のコンサルタントとしても活動しながら、発達性トラウマ、愛着、解離などによる問題や症状に、内的家族システム療法(IFS)、総括的リソースモデル(CRM)などを取り入れながら神経系に働きかける方法について、全国で講演や講座を実施。著書に『「今ここ」神経系エクササイズ』(梨の木舎)などがある。
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Posted by ブクログ
周りからのおすすめで読んでみました。どうして不安になるのか、その仕組みが分かりました。
不安に強くなるためのタネは、日頃から自分がやっていることもたくさんあり、改めて安心材料となることを再確認することができました。
他にも習慣づけたいタネもあり、これからやっていきたいと思います。
Posted by ブクログ
安心とは、「内受容感覚(良い内臓の働きからくる身体感覚)」と不快になっても時間が経てば良くなるという「予測性」があること、と表現されていて確かに心が急いてしまって不安感があるときは、どちらかが満たされていない時だなと腹落ちした。
ポリヴェーガル理論についてもわかりやすく解説されており、自律神経には交感神経と副交感神経があり、副交感神経の中にもお腹を通る「背側迷走神経」と心臓や耳、喉を通る「腹側迷走神経」という2種類があることを知った。よく背中や首がガチガチに凝ってしまうけれど、そういうことかと納得。
迷走神経系は、脳から体の末端へ向かうものは10-20%に過ぎずその殆どは、末梢から脳へ向かうものなので、「内受容感覚を鍛えて、体の感覚をよくすること」で脳の状態を改善していくことが出来るらしい。とても救いがあることば。
簡単に内受容感覚を鍛えられるワークがいくつも紹介されていて、寝る前などに習慣として簡単に取り入れられそうでよかった。
【特によかった安心感を育てるのワーク】
・腎臓に手を当てる
・お腹を手のひらで温める
・腸の動きに意識を集中する
・脳幹にタッチする
・重さのあるものを足に乗せる
・ゆっくり動くものをみる
・動作をあえてゆっくりしてみる
・「ぼぉー」「ぶぅー」と汽笛のような声を出す
・酸っぱい時の顔をする
など
Posted by ブクログ
ポリヴェーガル理論と実践方法について、やさしい言葉と取り組みやすいワークで学べる一冊。
「あ、それやってる」「これならできそう」と思えるワークがいくつも紹介されているので、とてもありがたいです。身体は必要な動きを自然とするものなのだなということにも気付くことができました。
疲れているときにも読み返せる読みやすさもありがたいです。著者の他の書籍も読みたくなりました。
Posted by ブクログ
難しいポリヴェーガル理論をとても簡潔に、わかりやすい表現で説明しているので、非専門家が読んでもスムーズに理解できます。紹介されているワークも種類が豊富で簡単なものばかりなので、好きなものを少しずつ取り組んでいけそうです。
やってみて、効果を感じていきたいです。
Posted by ブクログ
【動機】ほっとする時間を増やすヒントがほしくて
ポリヴェーガル理論をもとにして、「どういう行動をとれば楽になってくるか」というワークを紹介した本。
イラストがかわいくてわかりやすいし、文体もやさしく読みやすい。
背走迷走神経による「凍てつき」を発生させる閾値を下げる習慣を取り入れましょう、というコンセプトもとてもわかりやすい。
Posted by ブクログ
「ポリヴェーガル理論」に沿って自律神経の整え方について書かれた本。
カウンセリングにて紹介されました。
ポリヴェーガル理論とは何かをおさらいした第1部と具体的なワークを紹介した第2部の構成になります。
実践的なワークはどれも今すぐできるものばかりです。先入観をもたずにまっさらな気持ちでやってみることをおすすめします。
Posted by ブクログ
コーピングの本としてとても有効かも。
知る限り、ポリヴェーガル理論の本は専門書は数年前から増えてきたけど、実際に使いたい人向けの平易な本はまだまだ出てない印象。
でもこの本は、例えるなら伊藤絵美さんの「セルフケアの道具箱」くらいライトなノリでポリヴェーガル理論における、セルフケアの方法を紹介してて、かなり使える!という感じ。この手の本もっと増えるといいなぁと思ってます。
Posted by ブクログ
考え方を変えるとかではなく、「腎臓の位置に手を当てる」「脳幹にタッチする」など実践的なワーク。これなら自分にもできそうな気がする。一つずつが短くて簡単な言葉で書いてあるので読みやすい。
Posted by ブクログ
ポリヴェーガル理論に興味があり、手に取りました。
非常に読みやすかったのとワークもいくつか紹介されていたので、超入門編としてとても良い本なのではないかなと思います。
もう少し詳細を知りたくなったので、また別の本も読んでみます。
Posted by ブクログ
紹介
米イリノイ大学神経科学博士提唱のトラウマ・ストレスケアの最新理論をベースにした、新しいストレス消去法! 「腎臓に手を当てる」「唇を震わせる」など、いつでもできる簡単ワークで、自分の中に「心地いい」が増える♪
(版元ドットコムより)
Posted by ブクログ
ストレスがかかると交感神経が優位になり、命を守るための戦うか逃げるかモードになることは知っていたが、さらにその上をいく究極のモードである副交感神経の「凍りつきモード」というものが存在するということに驚いた。しかし、以前に受けた電話対応の酷い体験から、同じような状況に陥った時、体が硬直して声が出なくなるというトラウマがあり、これがひょっとして凍りつきモードじゃないかと納得。
Posted by ブクログ
自律神経と感情が関連する理論的な話題と、不安や恐怖などの気持ちを抑える具体的な方法が書かれていた。どれも、そんな簡単なこと?というくらいの日常のことなので、意識してみると良いかもしれない。