【感想・ネタバレ】蒼海館の殺人のレビュー

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ネタバレ

ただただ面白かったです。誰もが怪しく誰も怪しくない…いや2人浮上してきたぞ??みたいに途中まで名探偵が機能してないからこそ読み手が犯人探しに夢中になれました。

あと兄が対照的で良かったです。
一方は仕事に誇りがあり、一方は仕事に誇りがなく、殺人の道具にしてしまった兄
幼い頃の弟の扱いも真逆でいいなと思いました!

これから読む最新巻が楽しみです!

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2024年03月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

紅蓮館も蒼海館も最初の方はちょっと読み進めるのに時間が掛かるけど、終盤はもう惹き込まれちゃって読む手が止まらなかった。
怒涛の展開。まさかのどんでん返し。全然予想と違ったー。

ただ1つ気になることが。
夏雄は葛城の従兄弟だよね?登場実物のとこに甥って説明になってた。
だからそれも何かこの物語に繋がるのかと思ったら、違ったみたい。

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2023年11月04日

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ネタバレ

 久しぶり本格ミステリを読んだ気がする. 多重に網が絡まる、あまりにも複雑な構造で百鬼夜行シリーズを読んだときのような感動を覚えた. (円環構造は、はなから全てを見通していないと書けないはずなので(魍魎の匣にもその感想を書いた気がする))
 しかし、本作でも言及されている様にprobabilityが重なると、起こり得ない...が強まると感じてしまった. また、本質部分もかなりそれなのがモヤる. 例えば、射殺するという判断を心理的揺さぶりのみに依存させていて、少し弱いかなとはなる.
 また、探偵と助手のバランス感はかなり好きだった. 助手があまりにポンコツとかではなく、ちょうどいい段階的天才(?)だったので. シリーズを追いたい(黄土館が明日発売されるらしいので)が、結構体力がいるので時間がかかりそう. 未消化部分、自分が気づいていない、あるいは作品の綻びも多々有りそうなので再読はしたい(ミステリを再読したことないので、おそらくしないであろうが...)
ミステリ部分、災害対策部分の両立を謳っていたが、それは前者がほとんど占めているなとは思った. 水害系は、方舟を. 孤立系は魔眼の匣の殺人が最近読んだ中から想起された(関係ない...)
現代ミステリ、単純なプロットは出尽くしているせいか、あまりに複雑になってきているなと思う. それ故に、後期クイーン問題やprobability性について疑問が生じることが増えるという悲しいこともある. 意識しないようにはしていきたいが. そういう意味でも自分の中でのミステリは既に終わっているのかもしれないね...

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2024年02月15日

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ネタバレ

好みですね。
さすがに探偵できすぎやろーとは思いつつ、
裏をかかれすぎて驚きの連続
どう推理してもなんにもあたりません笑
面白かった。

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2024年01月27日

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ネタバレ

今度は水没する館。田所が相変わらず「探偵とは」と悩んだり、葛城がウジウジしてるのには辟易したけれど、2作目とあってキャラに愛着も湧きだした。葛城がヒロインすぎて女の子のほうが良かったのでは?と思ったりしたが、彼が目指したのはヒーローだった。

前作もそこが惜しいなと思っていたのだけど、推理の根拠が乏しいところが気になった。後から家族ぐるみで協力していただけとわかったけれど、高校生たちが犯人!と疑われた時は、いやいや、こんな曖昧な理由でいい大人がこどものこと疑うなよと思ったりした。「種をまきまくって偶然叶った」とかもう~ん…。

真犯人の兄は動機がお金のため?や、避難者の中にいてわからない?などは疑問が残る。頭良さそうなのに小物感がすごい。

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2024年05月18日

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グイグイ読ませるし、意外な真相が随所に見られ飽きない。
真犯人への「蜘蛛」という呼称や、「時計仕掛けのように精緻な犯罪計画」という表現から、京極夏彦「絡新婦の理」やジェフリー・ディーヴァー「ウォッチメイカー」の名悪役への意識が見え、また実際に天才的な犯罪計画を実行していく犯人だったので期待していたが、最後の醜態は肩透かしというか、もう少し堂々と探偵と渡り合ってほしかったところ。

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2024年05月16日

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ネタバレ

前作の正当進化。
おそらく前作に対して実際に存在したであろう批評(主人公が探偵にどうなってほしいかが読めない)をメタとして物語に組み込み、葛城をヒーローとして復活させる展開は胸が熱くなる。
また、前作で欠点だった偶然が多すぎて説得力がないという部分は今作も引き続き残るが、全てを操っていた真犯人がいることで半ば無理やりながら正当性を持たせている。
しかしこれらはあくまでメタレベルの話であり、単純に物語として読むとやはり偶然に頼る部分が多すぎて興ざめしてしまう部分あり。

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2024年05月05日

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SL 2024.4.15-2024.4.18
事件の複雑な謎解きは楽しめた。
ただ、相変わらず名探偵と助手にこだわりすぎ。
あと、謎を解くかどうかの葛藤はさんざん描かれるのに、犯人に対する葛藤が、葛城だけでなく他の人もほとんどなさそうなのが理解できないというか、納得できないというか。
結局は家族の事件なんだから。

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2024年04月19日

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ネタバレ

館の殺人シリーズ第2段。
前回の紅蓮館で叩きのめされた葛城を励ますために、田所、三谷が会いに行く所から物語は始まる。

内容としては面白かった。
おじいちゃんの殺人から始まり、次々と事件が続いていく。
水害とも戦いながら、殺人事件が起きていくんだから精神的にまいるだろうなあ。

嘘つきだらけの家族の中で、唯一親切で親しみやすい正さんが真犯人。
兄との関係を築いていただけに、ショックだっただろうな。
前回のショックとあわせて、葛城くんの心情が心配になる。

みんなが嘘つきなだけに、犯人捜しは面白かった。こんな家族嫌だなー。笑
読み応えのある作品でした。

おじいちゃんには、正体を見せてたのかな?
蜘蛛に殺されるって言ってたしな。

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2024年03月22日

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