【感想・ネタバレ】経営の正解はすべて社員が知っているのレビュー

あらすじ

プロ野球球団・千葉ロッテマリーンズは、2014~2019年の6年で球団創立以来最多観客数を達成し、2018年には球団史上初の単体黒字を達成した。その立役者となったのが、前・球団社長の山室氏だ。本書は山室流の経営改革を記したビジネス書。人気がない、やる気も低い、パフォーマンスも低い組織を立て直した山室氏の手法は、多くのビジネスパーソンに参考になるものである。

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Posted by ブクログ

・メンバーに対して、責任から逃れない具体的なわかりやすいメッセージと具体的な指示を発信すること。ヒアリングシートの「改善すべき点」を踏まえた行動を自らとることで「このリーダーはメンバーの声を取り入れてくれる人だ」と信頼されるようにもなります
・全メンバーに均等に発言の機会を設け、全メンバーの話を均等に聞く。これこそが、「メンバーが本音で話してくれる関係」を築くために欠かせない要素
・メンバーが面白がる仕事をいかに増やせるか。見えてきたネガティブ面を、どうポジティブに転換させるか。そしてポジティブ面をどう増幅させるか
・経営理念やビジョンなどは、トップがメンバーに押し付けるものではない。毎日働いているメンバーの声に耳を傾け、メンバーが楽しめる仕事を増やすほうが、高いパフォーマンスを発揮できるのではないか
・「今いるファンを大事にしたい」「今イルファンを楽しませたい」という気持ちが強いあまりに「新規のファンを取り込む」ことに二の足を踏む。古参ファンも、ファンのすそ野が広がり、球団収益が上がり、結果チームが強くなることが望みではないか
・ファンクラブは、ロイヤルティプログラムであるため、対価性が求められる。一方で、後援会の場合は、無償の支援が前提なので対価は原則求めないこと、これがファンクラブとの大きな違いです
・「ファンにきてもらう日」と「未来のファンを生み出す日」を割り切る
・チームの強さはコントロールできない。だからファンをそれぞれの時間でどのようにもてなし、どのような雰囲気を味わってもらうかというコントロールできる部分に注力する
・自分から、自分を安売りしてはいけない
・人として当たり前のことをやるのが正しい

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2021年10月02日

Posted by ブクログ

一度だけお会いしたこともあるがトップが変わると企業は変わるんだなと実感させてくれた経営者の1人。
結果的にも万年赤字だったマリーンズの黒字化を達成できたのは凄いことで、本の内容もその実績に裏打ちされている。
この正のスパイラルが山室さんなきチームでも連鎖することを願って止みません

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2021年04月26日

Posted by ブクログ

清水エスパルスサポーターです。
山室社長になってから、面白いイベントごと、コンテンツの充実化、経営も良好で成績以外は満足です!
国立での30周年ホームゲームは夢のような出来事でした。

山室社長に興味があれば、必読の一冊。
社長がどのように考え、どのように振舞っているのか想像の一助になるし、今後の経営にも期待が持てます。

小難しい理論を語っているのではなく、僕の感想は「現場主義」。
現場の意見を聞く、自分で客の立場で見て回る、社員の願いを実現する。。。
山室社長が得意とするのは学術的な経営理論でもなく、大胆な仕分けでもない。徹底した現場主義。
これをまるで語るように論じた文章なので非常にわかりやすい一冊となっています。

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2022年09月26日

購入済み

読むのは後半からで充分

スポーツビジネスについて理解したかったので読みましたが、前半の9割が銀行時代の話で物足りなさがあります。経営で必要な事なので書きたかったのだと思いますが、銀行の話を語られても。。。というのと、マネージメントのお話なので真新しさも感じられませんでした。
後半からようやくマリーンズのお話が増えましたが、正直これなら新書で充分な文量と内容でした。

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2021年05月06日

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