【感想・ネタバレ】初女お母さんの愛の贈りもの おむすびに祈りをこめてのレビュー

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Posted by ブクログ

森のイスキアには、悩みを抱えた人たちが集まってきます。
佐藤初女さんは、そんな人たちを優しく迎えます。
寝泊りもできて、心を込めておにぎりを握ったり、食材の良さを最大限に活かせる食事を出します。

写真に紹介されているある日の献立は、とても質素な、派手さはない料理。でも工程に食材の美味しさを引き出すための工夫がされていて、心を込めて作る。その気持ちが訪れる人に伝わるのかも知れません。
訪れた悩める人たちに、初女さんは、自分からのアクションはなく、その人が話したいと思った時にただただ、話を聞く。アドバイスも特にはしない。それなのに、訪れた人々は、解決の糸口を見つけたり、心を切り替えたりと、フラットな気持ちでイスキアを発つのです。

結局は、訪れた人たちは自分の力でその道を見つけているのだろうけれど、それを見えない力で支えるおむすび、食事。
祈りを込めて作った食事は、人の心に届くのだな、と感じました。

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2022年05月29日

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