あらすじ
「四つ葉を英訳したらどうなるか辞書で調べたら【A Four - Leaf Clover】っていうんだって。それぞれのイニシャルを取って【AFLC】アフリークっていうのはどうかな?」
クローバーのアーチをくぐったその先、紺碧の扉が開くと、四葉館の住民達によるアフリークの物語がはじまる――。
「今」を感じるカルチャーをこれでもかと取り込んだ、明るく軽快な筆致で贈るエンタメ。
感情タグBEST3
柔和
作者さんご本人のお顔は見たことはありませんが、文章と言いますか作品全体が優しく微笑んでいるような印象を受けました。厳しいことを言えば、苦労を知らないあまちゃんの文章とも受けとれますが、誰も傷付かない作品と言う意味では、世の中に遺しても構わない内容だと。名詮自性「みょうせんじしょう」と言う言葉があります。名は体を表すみたいな意味を持ちます。ヒビキカイドウもヤスメシミツルも、作者が生んだ「みょうせんじしょう」。こだわりの作風に追い風を!
幸福論
この甘さが好きだ。誰も傷付かない、このぬるま湯のような甘さは、案外人の為になるのかも知れない。
四編の読後感のよさは周囲の意見と一致した。ラストは希望の余韻が漂う仕様に。
読書は能動的な頭脳スポーツだ。
横書きは現代人にとって導入し易いと感じた。
back homeは続編無いのかな?
シンプルイズベスト
作者がやりたかったことと、伝えたかったことは、必ずしも一致するとは限らず、やりたかったことは蛇行気味だったように感じた。一作目二作目がそういう印象を受けた。対照的に、三作目四作目はシンプルな表現が潔く、話題にする価値のある筋書きだった。相殺だけど星五つ。次回作に期待したい